フィリピンの学校でも、日本と同様宿題が出されます。ただし、日本とは大きく違う点があります。それは…

日本の宿題との比較

日本の宿題で定番なのが「プリント」です。
当たり前のように配布されていたこのプリントですが、もちろん印刷代や紙代がかかります。そのため、フィリピンの公立の学校でプリントの宿題が出されることはほとんどありません。そればかりか、保護者へのお便りも見たことがありません。保護者への連絡がある場合、先生から子供たちに口頭で伝えられ、それを子供たちが親へ伝えます。そのため、重要な連絡が親の耳に届かないことがたびたびあります。
もちろん、日本のように「問題集」や「ドリル」などはありません。

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フィリピンの宿題に欠かせないもの

そんなフィリピンの宿題に欠かせないものがあります。それがパソコンです。子供たちの宿題の中には「インターネットで、○○を調べてレポートを作り、カラー印刷してくる」といったものが頻繁に出されます。パソコンはおろか、電気すらない家に暮らす、貧困層の子供たちには到底クリアできない宿題です。

貧困層の救世主

そんな貧困層にも、唯一パソコンを使った課題をクリアする手段があります。それが「インターネットカフェ」です。しかし、この「インターネットカフェ」。もちろん無料ではありません。
インターネット料金:約1ペソ/1分
カラー印刷:10ペソ/1枚
白黒印刷:5ペソ/1枚
仮に30分間リサーチをして、資料を作成し、カラー印刷をした場合、総額40ペソもかかります。これは日本円で100円程度に相当し、1食分の食費をゆうに超えています。お腹をすかせた子供たちが、100円をどのように使うか、究極の選択が迫られるのです。

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これらの宿題の弊害

学校の先生は、少ない予算の中から、なるべくお金をかけず、子供たちにたくさんの学びを提供できるように、色々と工夫をしているのかもしれません。しかしながら、実際このシステムによる弊害はとても大きく、貧困層にとっては致命的なものになっています。これまでにも、お金がないということで、様々なことを諦めざるを得なかった子供たちがいます。そこにさらにこのような宿題が課されることで、
「お金がなくて課題ができない」→「課題が提出できない」→「先生に怒られる」→「成績が下がる」→「やる気がなくなる」
このような悪循環に陥ってしまいます。

DAREDEMO HEROの支援

DAREDEMO HEROでは、それぞれのHERO’S HOUSEにパソコンとプリンターを設置しています。放課後HERO’S HOUSEで宿題に励む子供たちのほとんどがパソコンを使用しており、フィリピンでの宿題におけるパソコンの必要性を実感します。特に、サイエンスクラス(特進クラス)の子たちは、毎日パソコンを使ってレポートを書いたり、発表用の資料を作っています。そのため、サイエンスクラスに属するには、レギュラークラスよりもお金がかかります。当団体の支援がなければ、成績が良くても、サイエンスクラスに在籍することのできない子供たちもたくさんいます。

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学ぶ機会と評価の公平を目指して!

このように、経済的な理由で子供たちの「やる気」や「頑張り」が報われないということが頻繁に起こります。

①すべての子供たちに学ぶ機会が提供される社会
②勉強したい子供たちが、思いっきり勉強できる環境
③経済的な理由で子供たちが評価されない社会
④子供たちの努力が報われる未来

目標はたくさんありますが、ひとつひとつを実現すべく活動を続け、いつかDAREDEMO KIDSがこれらを実現する一員となってくれることを心から願います。

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