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フィリピンのハロウィンといえば『ビコ』!!その正体は?

フィリピンのハロウィンといえば『ビコ』!!その正体は?
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フィリピンのハロウィンには、仮装もカボチャも必要ありません!セブ流ハロウィンの過ごし方を紹介します!!

日本で言えば「おはぎ」?フィリピン流ご先祖様おもてなし食

この時期、日本では

ハロウィン=「仮装」

で大盛り上がりです。しかし、そもそもハロウィンと呼ばれる10月31日は、万聖節(All Saints’ Day)といい、日本のお盆のようなものです。
敬虔なキリスト教徒であるフィリピン人にとって、この日は亡くなった先祖の魂が年に1度帰ってくるとても大切な日です。

日本ではお盆やお彼岸には特別な食事を作って、ご先祖様をお迎えします。ここフィリピンでも特別なお菓子を作ります。それは・・・

今回、ゲストの皆さんと一緒にこのBIKOを作って、継続支援を行う貧困地区で配布しました!! ここでDAREDEMO秘伝のレシピを特別公開します!!

そこからスタート!?ココナツミルクの絞り方

BIKOのレシピ

  • もち米
  • ココナッツミルク
  • ダークブラウンシュガー

日本であれば、ココナッツミルクは缶に入ったものを購入すれば簡単に作れそうですね!
しかし、ここはフィリピン。そんな簡単にはいきません!!

biko

 

Kudkuranと呼ばれる馬の形をした、特別なマシーン!?を使って、地味にココナッツの中身の白い部分を削ります。

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削ったココナッツフレークに少量の水を加え、揉んで揉んで揉んで・・・・その後、絞ります。すべて手作業。終わったころには握力がなくなります。

ここからは意外と簡単!?全部混ぜ混ぜ

頑張って絞ったココナッツミルクに水を加え、ダークブラウンシュガーを大量に投入。DAREDEMO秘伝のレシピでは、ここにカラマンシー(シークワーサーに似た柑橘系果実)を絞って加えます。そこに事前に炊いておいたもち米を少しずつ加えます。あとは、混ぜて混ぜて・・・

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冷めて固まれば完成!!

完成したドロドロのBIKOを平らなお皿に広げ、冷ませば砂糖が固まり、かたくなります。それを100人分にカットして、完成です!!

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子どもたちも大好きなBIKO!!

子どもたちは、とっても甘いこのBIKOが大好きです。しかし、このように手間がかかるため、普段はあまり口にすることができません。貧困地区で、子どもたちにBIKOを見せると、みんな声をそろえて「BIKO!!BIKO!!」と大興奮でした。

本日調理をお手伝いいただいた、ゲストの皆さんより直接子どもたちにBIKOが配られました。子どもたちは「ありがとう」としっかり日本語でお礼を言って、早速その場で「おいしい!おいしい!」と食べ始めました。

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あれ?これは、先祖をお迎えするための食べ物だったのでは・・・?と思いながらも、子どもたちの嬉しそうな顔を見て、ゲストの皆さんも自然に笑顔になっていました。

BIKOはクリスマスやお正月にも作られる、フィリピン人ならみんな大好きなお菓子です。
レシピに少し塩を入れることで甘みが増し、冷ますときにバナナの葉をのせればとても風味豊かな出来上がりになります。

皆様もオリジナルレシピで作ってみませんか。ぜひ本場のBIKOを食べにセブ島にお越しください。

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。