貧困地区には人々の笑顔があふれています。そこには「人生を楽しむ」という貧困層の魂が垣間見れます。

テレビゲームも携帯電話も要りません

日本で、子供たちが公園でそれぞれ持参したゲームをしている光景を見たことがあります。せっかく素敵な公園や遊具施設があっても、それらが使われていないことは悲しいことです。日本とは違い、ここフィリピンの貧困地区には公園など、子供たちが遊ぶためだけの場所はありません。その分、街全体が子供たちの遊び場所です。そして身の回りにあるものすべてが遊具に変わります。貧困地区の子供たちは、遊びの天才なのです。

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写真は、メンコを楽しむ子供たち。今セブの子供たちの中で、メンコが人気です。

自然が一番の遊び場

私たちが定期的に支援を行うこの貧困地区は、海に面しています。セブの海と聞くと、白い砂浜・青い海が思い浮かぶかもしれません。しかし、ここの海は私たちの想像するものとはかけ離れています。周辺の貧困地区で捨てられたゴミが流れつき、工業地区から垂れ流しにされた汚水で、水は溝色です。

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しかし、こんな海でも子供たちにとっては最高の遊び場です。

 大変!橋の上に人が立っている!!!    →      ジャ~ンプ!!
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ちなみに、この橋にたどり着くまで、炎天下を1時間近く歩かなければいけません。それでもワンジャンプのために、子供たちははるばる遠い橋まで歩きます。

いたるところで子供たちは海にジャンプし、しきりに私たちに「TAKE A PICTUER!!」と写真を撮ることをせがんできます。不用品を繋ぎ合わせて作った、手作りの船も人気です。

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懐かしの光景!?特設映画館

貧困層の家庭には、テレビががありません。電気すらない家もたくさんあります。しかし、大人も子供もテレビが大好き。そんなときにどうするかといえば、まさに日本の昭和の時代と一緒です。テレビのある場所、お金持ちの軒下に人々は集まり、テレビをみんなで見ます。特に国民的スポーツボクシングの世界大会の際には、みんながテレビの周りに集まり、大いに盛り上がります。まさに力道山の時代の光景がここにあります。

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老若男女問わず、国民的人気NO.1娯楽といえば!!

フィリピン人は、歌と踊りが大好きです。特にカラオケには目がありません。日本ではカラオケは仲間と防音の部屋に入って、うちわで楽しむものですが、ここフィリピンでは違います。カラオケは基本オープンスペース(もちろん防音システムなんてありません)で爆音で行われます。料金は、一曲5ペソ(10円程度)曲数は、まさに昔のレーザーカラオケ時代のような感じで、一昔前のヒット曲しかありません。それでも、年中街のいたるところで、カラオケの大音量が響いてきます。

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ハイテク世代のインターネットカフェ

フィリピンにもインターネットカフェがあります。システムは、それぞれのパソコンについている投入口から1ペソずつ入れて、払った分だけパソコンが使えます。貧困地区のインターネットカフェでは、ほとんどの子供たちはゲームに熱中しています。
ここではお金のある子どもしか、パソコンを使えません。そのため、お金のない子供たちはその後ろでゲームを観戦するしかありません。お金のない子も一緒に遊ぶためには、やはりメンコや水泳など、お金のかからない遊びが一番です。

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さすがミスコン大国フィリピン!!

世界一の美女を決定する2016年ミス・インターナショナルの優勝者は、なんとフィリピン代表です。これまでにも、フィリピン代表は何度も世界の美女コンテストで優勝しています。それもそのはず、フィリピンでは幼稚園から美女コンテストがあり、子供たちは自分をいかに美しく見せるかを良く研究しています。
貧困地区でも、フィリピンらしい遊びを発見しました。その名もずばり「ミスコンごっこ」!!小さな子供たちが、モデルさながらにキャットウォークをして、堂々たる自己PRをします。最後には出場者みんなで会場(!?)を練り歩き終了です。ここから未来のミス・インターナショナルが輩出されるかもしれません!!

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このように、子供たちは「お金をかけずに遊ぶ天才」です。ぜひ、皆さんも童心に戻って、子供たちと一緒に遊んでみてください。