当団体では、奨学生の家にホームステイをしながら様々なボランティア体験ができるプランをご案内しています。

ホームステイプラン
期間:2016年11月15日~11月24日(10日間)
参加人数:1名
内容:ホームステイ・ソーシャルシティーツアー・高齢者施設でのボランティア・HERO’S HOUSE2放課後ボランティア・週末特別クラスでの日本語講師

野口 真菜 言葉の壁を越えて

~奨学生宅へのホームステイ~【第2のホーム】
初めて、薄暗いたった一室の家を見た時、ここに住めるか不安になりました。しかし、フレンドリーな家族と話した途端、その不安は一気に吹き飛びました。ホームステイは最高に楽しくて、毎日夜遅くまで話したり、ビンゴ・トランプ・マジック・現地の遊びを体験したり、現地の食べ物を一緒に作ったり、珍しい食べ物をトライしたりしました。寝るのも一緒なので、1人の時間は全くありません。子供も元気いっぱいで、夜遅くまで近所は賑やかです。近所のコミュニティが強く、外でご飯を食べていると途端に多くの人が集まったり、ノックなしに家に入ってきたりします。テレビもインターネットもありませんが、彼らは楽しみ方をたくさん知っています
しかし、彼らの生活には度々、驚かされました。夜12:00にお菓子を食べ、歯磨きもせず、そのまま寝ます。朝起きると、またお菓子を食べている時もあります。フィリピンでは、何でもおかずになり、チョコレートやバナナ、ラーメンと一緒にご飯を食べたりします。栄養はとても偏っており、野菜は殆ど摂取していません。その日その日を生きていて、その日の食べ物がないこともあります。なのに、お金が入るとドーナッツを買うなど、理解に苦しむ面も多々ありました。

「You are already my family」そう言ってくれた暖かい家族に必ずまた会いに行きたいです。

~高齢者施設でのボランティア活動~【言語の壁を超えて】
初めて施設に到着した日は、正直不安にかられました。精神病を抱えた方もおり、唸り声が響いていました。しかし、食事の配膳、洗濯の手伝いをしていると、1人のおじいちゃんが、気さくに話しかけてくれ、歌を披露してくれました。他の人もニコニコしながら、ジャパニーズ?と話しかけてくれ、歓迎してくれました。英語がしゃべれないおばあちゃんも、ジェスチャーで必死にビサヤ語を一つ一つ教えてくれました。
ボランティア中、思わず泣きそうになった瞬間がありました。1人のおばあちゃんが移動しようとしたので、手を貸したのですが、リードの仕方が悪かったのか、その方はパニックになってしまいました。周りの人も助言しようと何か言っているのですが、ビサヤ語だったので、どうしたらいいかわかりませんでした。その方は、盲目だったことを知り、私は手助けしているのではなく、逆に迷惑をかけてしまっているのではないかという念に駆られました。しかし、そのおばあちゃんは、その後私の手を強く握りしめ、「サラマット(ありがとう)」と何度も何度も言って、微笑みかけてくれました。

ボランティア中は出会いの宝庫です。

日本人1人だった私に、オーストラリア、インドから来たシスターや、フィリピン人スタッフは、気にかけて話しかけてくれました。中でも、医者を目指すフィリピン人のインターン生が、ランチに連れていってくれました。ステイ先が貧困層だったので、彼らがタクシーをいつものように乗り、高級なレストランに入って行った時は、貧富の差を実感しました。
フェアウェルソングを歌ってくれたおじいちゃんと、他の方々の笑顔を見に、またいつか訪れたいです。