昨今、セブにはUNIQLOやH&Mなどたくさんのファッションブランドが進出しています。しかし、貧困層には高嶺の花です。今回はそんな貧困層のブティック「ウカイウカイ」を紹介します!!

UNIQLO・H&Mは高級ブランド!?

日本では、格安ブランドと位置付けられるこれらのブランドですが、ここフィリピンでは憧れの高級ブランドです。それもそのはず、UNIQLOにおいては日本と同じ値段、もしくはそれ以上です。平均年収が日本の1/10以下のフィリピンで、例えば2,980円のUNIQLOシャツは、29,800円もしくはそれ以上の価値があります。

ちなみに、定番のパーカーの値段は1,290ペソ(約2950円)でした。

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貧困層の味方「ウカイウカイ」

では、貧困層はどんなお店で洋服を購入しているのでしょうか?答えは「ウカイウカイ(古着屋さん)」です。日本で古着屋さんというと、ちょっとおしゃれな響きがありますが、こちらのウカイウカイは雰囲気が少し違います。
ちなみに「ウカイ」とは現地の言葉で「掘る」という意味です。直訳するなら「堀り堀り」まさに宝探しです。

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さらに、驚くのはその値段!!

10ペソ(約22円)
20ペソ(約44円)

これが、フィリピンのウカイウカイの価格です。いかにUNIQLOが高価か、これを見ても分かってもらえるかと思います。

驚きの品ぞろえ!!

さらに驚くのは、その品ぞろえです。基本的な洋服は一通りそろいますが、さらには古着の下着や靴下まで売られています!!日本では考えられませんが、ここフィリピンでは、そうしたものも新品では買うことのできない貧困層がたくさんいるのです。

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さらには、このようなドレスもたくさん売られています。フィリピンでは、様々な機会にこのようなドレスを着る機会があります。学校のアクティビティーでも、先生に選ばれた子は、自前でロングドレスを購入し、学校にもっていかなければいけないことがあります。しかし、このようなドレスは例え古着でも500ペソ(約1,100円)もします。貧困層の子供たちにとっては、非常に高価なものです。

そこでDAREDEMO HEROでは、そういったアクティビティーの際に子供たちが使えるように、ウカイウカイでドレスを購入し準備しています。先日も、イボンが学校のアクティビティーで必要になり、このドレスが活躍しました。

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番外編~フィリピンの闇~

ウカイウカイというと、頭に浮かぶニュースがあります。時はまさに台風ヨランダ直後、セブのとある地区に「巨大青空ウカイウカイ」が出没しました。
※台風ヨランダ・・・2013年11月4日発生したスーパー台風により、レイテ島を中心に6,000人以上の犠牲者を出しました。

現地政府の説明では「これらの古着は台風ヨランダへの支援物資はなく、ウカイウカイを開くために輸入した古着である。業者のトラブルにより処分に困り、一旦野外に放置することになった」とのこと・・・。到底信用に値しない説明でした。実際にこれらの古着は、被災者の手に届くことはなく、一部は販売され、多くはそのまま現在も放置されています。
直接支援の大切さを、改めて実感するニュースでした。

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このように、フィリピン人の生活に密着したウカイウカイ。その名のごとく「掘り堀り」すると、中にはビンテージ物のジーンズや、ブランド物のTシャツなどが隠れているかもしれません。セブにお越しの際には、ぜひともウカイウカイ巡りに挑戦してみてください。