現在セブでは季節外れの長雨が続き、昨夜はまるで台風のような暴風雨でした。火災被災地、貧困地区に住む奨学生の住む地区では様々な被害が出ています。

早朝の鉄砲水

奨学生のひとり「ジュディス」の家は、川沿いに建っており、大雨が降るたびに心配になります。今回もやはりがけ崩れがあり、家の一部が流されていました。家を支える柱の根元には、既にひびが入っており、これ以上雨が降り続ければ、家がまるごと倒壊してしまう恐れがあります。
現在、ジュディスは親せきの家に避難しています。大切なものは、家から既に運び出していますが、この家自体が崩壊してしまうようなことがあれば、帰る場所がなくなってしまいます。一日も早い天候の回復を祈るしかありません

ジュディスの家のすぐ近くでは、家の中まで泥水が入ってしまった家もたくさんあり、中には完全に流されてしまった家もあります。なぎ倒されたバナナの木を見ても、水の勢いの強さが想像できます。

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突然の休校

昨夜から降り続く大雨で、セブ市以外の周辺の市は、すべて学校が休みでした。しかし、セブ市は朝の時点では学校が休みという決定が下りず、子供たちは大雨の中、学校に向かいました。しかしながら、授業はほとんどされないまま10時に休校が決まり、子供たちはまた雨の中家に帰っていきました。

火災被災地の現状

この雨と寒さにより、被災地では体調を崩す人が非常に多くなっています。既に3名の死者も出ているため、私たちは早急に、日本でいう「保健所」のような機関と提携を結び、無料の回診と薬の配布を本日計画していました。しかし、その「保健所」は大雨による様々な被害により、行政からの依頼が舞い込み、今日の回診は延期になってしまいました。

また、発災時より継続している食事の配布も、被災地の調理場が浸水してしまったため、調理ができません。そのため、そのままで食べられるパンや、缶詰などの配布に切り替えるほかありません。早急に調理場の整備をして、また被災者に温かい食事を提供できるようにしていきます。

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避難所の生活は、この長雨でさらに過酷なものになっています。家のものは全て濡れており、床にも水がしみ込んできているため、ゆっくりと休むことができません。更に子供たちは風邪をひいている子が多く、温かくしていなければいけませんが、それも十分には叶いません。
さらに、大雨のためテントで生活している子供たちは、300世帯に3つしかない仮設トイレを使わず、テントの中のおまるのようなものを使用します。更に、ゴミの回収もままならないため、大量のハエが発生しています。

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まだまだ続く雨

この雨は、まだ数日続くと言われています。日本のように、乾燥機やドライヤーがある暮らしではありません。家の中が全て濡れてしまえば、乾かすためには太陽の日差しを待つほかありません。
被災地の人々、この大雨で冠水してしまった地区の人々の生活が少しでも改善できるよう、私たちにできる支援を行っていきます。

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現在セブ市のあちこちで、このような光景が広がっています。