銀行口座を持たないフィリピン人にとって、もはや生活の一部!? フィリピン流質屋さんについて紹介します!!

驚きの銀行口座保有率!!

日本であれば、子供でもお年玉を貯金するための銀行口座を持っていたり、大人になれば複数の銀行口座を所有することが普通です。しかし、ここフィリピンでは、なんと!!銀行口座の保有率はたったの30%程度です。これは、全国民の比率ですので、貧困層に特定すれば10%にも満たない保有率です。フィリピンの貧困層が銀行口座を保有しないのには、いくつかの理由があります。

デポジット金がない!?

フィリピンの銀行では、日本と違い最低預金額が定められています。この金額を下回ると、口座維持費として毎月手数料が差し引かれてしまいます。この、最低貯金額がない貧困層は、口座を開設することができません。

そもそも必要ない・・・

「宵越しの銭は持たない」そんなフィリピン人に、そもそもその日に必要なお金しか持っていません。例え臨時の収入があっても、貯金などせずに、電化製品を買ったりちょっと豪華な食事をしたりと、あっという間に使ってしまいます。そのため、そもそも銀行口座なんていらないのです。

銀行に変わる便利なシステム

出稼ぎ大国、送金大国のフィリピンで、銀行口座を持たない貧困層はどのようにお金を受け取っているのか?その答えが「質屋」なのです。

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フィリピンのポウンショップ(質屋)は、日本の質屋とは大きな違いがあります。

明るいイメージ

今でのこそ少し変わってきていますが、日本の質屋は少し後ろ暗いイメージがあります。しかし、ここフィリピンの質屋さんは非常にオープンで、日常の一部と化しています。そのため、HERO’S HOUSE周辺にも沢山の質屋があり、つい先日も2つの新店舗がオープンしました。

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送金ができる!?

日本の質屋と大きく違うのが、フィリピンの質屋は送金ができるということです。日本であれば、遠く離れた家族に仕送りをするためには、銀行口座が使われるのが普通です。しかし、銀行口座を持たない貧困層は、このポウンショップの送金システムを使っています。

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送金は1ペソから可能、金額によって送金手数料が異なります。

送金方法大公開!!

日本であれば、ATMで相手の口座を指定し入金すれば、送金完了です。一方、ポウンショップからの送金は、手続きがちょっと違います。
①送金者の情報・送金金額・受取人の情報・受取先などを記載
②お金を預ける
③受取人は、指定されたお店にIDを持っていき、お金を受け取る

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このように意外と簡単に送金ができるため、貧困層にとっては非常に便利なシステムです。

質屋本来の機能も!?

日本で質屋と言えば、ブランド品や高級時計をイメージするかと思います。

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しかし、もちろんフィリピンの貧困層の人々がそのようなものを所有しているわけがありません。そこで、質草として使われるのが、携帯電話や電化製品です。また、大事な結婚指輪なども時として質草に使われます。

日本と違って、フィリピン人は質草をあくまでも担保として使うことが多く、利子をつけてお金を返済し、質草を取り戻します。その返済金というのは、たいてい同じポウンショップで送金されたお金が当てられます。

1、誰から送金してくれるはずだからお金を使う
2、送金が遅れる→生活できなくなる
3、質屋からお金を借りる、同時に送金を催促
4、送金を受け取る→質屋にお金を返す

このような一連の流れが、ポウンショップの中で完結してしまうことがあるのです。

教育の重要性

フィリピン人は数学が非常に苦手です。そのうえ南国気質が強いため、先のことを考えずにお金を使ってしまいます。そもそもの収入が足りていない貧困層にとっては、その少ないお金でどうやりくりしていくかということが非常に大きな課題になります。貧困層は充分な教育を受けておらず、お金がない時に法外な高利貸しなどからお金を借りてしまい、問題になることもあります。
足し算しか分からない貧困層にとって、利子が50%と提示されても、理解できないまま目の前のお金を借りてしまいます。そして、返済によりさらなる貧困へと陥りながらも、知識がないため公的な手段に出ることもできずに、返済を続けている貧困層もいます。

DAREDEMO HEROでは、奨学生の親がこのようなトラブルに巻き込まれないように、親への教育も行っています。

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DAREDEMO KISDには、将来教育をもってこのような状況で苦しむ貧困層を助けることのできるリーダーに成長してほしいと願っています。