フィリピンの貧困地区では、子供たちが勉強に集中できる環境はありません。HERO’S HOUSEでは週末特別授業を開催し、子供達が自主的に勉強できる環境を整えています。

貧困層の子供達の週末

貧困層の子供たちの中には、貧困が故に学校に行けない子供たちがいます。なかには、親が教育の重要性を理解していないため、子供に勉強をさせるよりも仕事をさせて、少しでも生活費を稼ぎたいと思う親もいます。そのため、貧困地区では子供たちはいつも遊んでいるか、家の手伝いをしていることが多く、そのような環境の中で学習意欲を保つことは容易なことではありません。

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ごみ山で働く子供達

DAREDEMO KIDS の週末

HERO’S HOUSEでは週末、子供達に日本語、英語、算数の週末特別授業を行っています。

日本語

8歳から17歳と幅広い年齢を支援する私たちは、子供たちをグループに分け、それぞれのレベルにあった授業を行っています。授業では、日本人スタッフとインターン、そしてゲストの皆さんやボランティアさんが講師となり、毎回楽しく日本語を学んでいます。

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新奨学生にはまず、自己紹介を教えています。
①自分の名前   ②将来の夢   ③理由
この3つを最初に日本語で紹介できるようになるまで、一生懸命練習します。
そのため、子供達全員が自分の名前・将来の夢・その理由を日本語で言う事が出来ます。

算数授業

算数・英語の授業では、フィリピン人スタッフが子供たちの第一言語であるビサヤ語を使って授業を行っています。
フィリピンでは3年生になると一部の教科(算数含む)が英語での授業に切り替わります。そのため、英語が分からない子供たちは、授業に全くついていけなくなってしまいます。
フィリピン人の中には数学を苦手とする人が多く、簡単な計算でも指で数えたり、電卓を使って計算する人をよく見かけます。HERO’S HOUSEでは子供達の弱点を克服すべく、学校で習った公式や様々な問題をフィリピン人スタッフがビサヤ語で丁寧に解説しています。それを子供達がしっかりと理解しているのか確認するため、こまめに小テストを実施しています。

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英語授業

日本では英語の勉強は中学から本格的にスタートします。しかし、フィリピンでは幼稚園から既に英語の勉強をスタートしています。とても流暢に英語を話すフィリピン人ですが、第一言語は英語ではありません。フィリピン人は、小さいころからしっかりと勉強をして、英語を話せるようになるのです。
しかし、貧困層の子供達は親が十分な教育を受けておらず、英語を話すことが出来ない場合があります。そのため、家庭で英語が全く使われず、子供達も英語を話せるようにはなりません。言語を習得するのに大切なことは、日頃の反復練習です。そのため、HERO’S HOUSEでは「EOP(English Only Policy)英語のみ」の時間を作り、子供たちがどんどん英語を話すような環境を作っています。
また、文法や難しい単語は、フィリピン人スタッフがビサヤ語で説明し、正しい英語が話せるように指導しています。

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子供たちの志

DAREDEMO KIDSの住む貧困地区では、いつも子供たちがたくさん道端で遊んでいます。週末になれば、さらにたくさんの子供たちが、朝から晩まで元気に遊んでいます。そのような環境の中、自分たちの夢の実現のため、勉強に集中するためには強い志が必要です。
自分の夢を叶え、貧困から脱却し、家族を助けたい!
そんな強い志が、子供たちをHERO’S HOUSEへと向かわせます。たくさんの誘惑を振り切り、毎週末HERO’S HOUSEへとやってくる子供たちのためにも、実りある時間を提供し続けていきます。