DAREDEMO HEROでは、昨年大晦日に発生した大規模火災地区の支援を行っています。本日、被災地で無料医療診断と薬の配布を行いました。

求められる支援

300世帯以上の被害を出した今回の大規模火災ですが、そのほとんどが未だに被災地で不自由な避難生活を送っています。新しい生活を始めるお金もなく、頼れる親類もいない貧困層は、避難所がたとえ劣悪な環境でも、どこにも行き場はないのです。

被災者をさらに苦しめたのが、この時期では珍しい長雨でした。2週間近く晴天に恵まれなかった被災地では、あらゆるものが濡れており、子供たちの多くが風邪をひいてしまいました。更に密集した被災地では、病気の感染も早く、ほとんどの子供たちや高齢者は咳をしたり、熱を出したりと状況は悪化していきました。
病院に行くにも薬を買うにも、まずはお金が必要です。しかし、すべてを失ってしまった被災者にとって、生きるためにその日食べる食べ物を買うことが精いっぱいで、薬を買うためのお金はありません。

この現状を受け、本日皆様のご支援のもと、医師2名・看護師2名・看護助手1名を被災地に派遣し、さらに必要な薬を無料で被災者に配布することができました。

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たくさんの患者さん

本日は平日に関わらず、無料医療診断にはたくさんの患者さんが詰めかけました。特に小さな子供や高齢者など、災害弱者と呼ばれる層の患者さんが多く、ほとんどが風邪による咳や熱、下痢などの症状を訴えていました。
風邪と言えども、小さな子供たちや高齢者にとって、悪化すれば命を脅かすことにもなります。その前に、適切な治療や薬がとても大切になります。幸いなことに今回の診断で重篤者はおらず、事前に準備した薬で全て対応することができました。

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フィリピン人の逞しさ

本日、いつものように被災地を巡回していると、フィリピン人の逞しさを再確認する光景が見られました。

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セブでは、小さな商店を「サリサリ」と呼びます。このサリサリは、少しお金がある家庭が家の空いているスペースを利用し、安いスーパーで買った日用品に、少しだけ上乗せをして販売するお店です。この火災地区でも、少しずつ自立に向けた営みが始まっています。
但しこれらすべてが、いつまで継続できるかわかりません。政府の区画整理が始まれば、せっかく始めたこのような小さな生きる糧も奪われてしまいます。

私たちは、今後被災地で起こるであろう様々な問題を視野に入れ、被災者の自立のための支援を継続していきます。