DAREDEMO HEROで継続支援を行う、大規模火災被災地で避難所からの強制移転が始まりました。

無情な宣告

昨年の大晦日にセブで発災した大規模火災で500世帯以上が全焼し、すべてを失いました。DAREDEMO HEROでは被災者の自立のために様々な支援を行っています。
発災から1カ月半がたち、火災現場に土地の所有権を持つ被災者は元の場所に仮設の住宅を建て始めています。しかし、問題になるのが、土地の所有権を持たないレンター(部屋を借りていた人)とスクワッター(不法に住んでいた人)の人たちです。帰る土地のない彼らは、行政が用意したテント(避難所)で生活を続けていました。しかし、先週ついにそのテントが撤去されることとなり、たくさんの人々が行き場をなくしました。

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行政からの支援

先日ようやく行政から被災者への助成金が配布されました。

土地の所有者・・・10,000ペソ(約22,000円)
レンター・スクワッター・・・5,000ペソ(約11,000円)

この金額は少ないものではありませんが、決して十分なものではありません。特に元の場所に戻ることのできないレンターとスクワッターにとっては、この金額では新しい住居を見つけることは不可能です。

用意された土地

今回、あまりにもたくさん行き場がない人たちがいたため、行政が緩和措置を取りました。火災の起こった土地の片隅に、所有権を持たない人々も住んでいいとするエリアを設けました。しかし、そこは非常に不衛生な川沿いで、これまでゴミ捨て場のように使われてきた場所です。
しかし、他に選択肢のない人々は、今この場所に移転を始めています。

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私たちに出来る支援

私たちはこのような状況を見て、レンター・スクワッターへの特別支援も考えました。しかし、土地の所有者も同じ被災者であり、彼らも色々なところから借金をして家の材料などをかき集めています。そのような状況で、安易に偏った支援を行うことは、地域のコミュニティーを崩壊させてしまいます。

そこで、全てを手作業で行ってる彼らが少しでもスムーズに作業ができるように、コミュニティー全体で使える一輪車を寄贈しました。この川沿いに行くまでの道は非常に狭く、重機はもちろん車やバイクも入ることができません。一輪車があればたくさんの荷物を一度に運ぶことができ、作業がはかどるということで、レンタル希望者が後を絶ちません。

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また、発災直後から続けている食事の提供も継続しています。未だに食べることに困っている被災者が多く、私たちの提供する食事が唯一の食事という被災者もいます。

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私たちに出来る支援は非常に限られています。しかし、私たちの支援がなければ生活のできない被災者がまだまだいます。これからも、被災者の自立のための支援を続けていきます。