先日一人の大学生の卒業がセブ中で大きな話題となりました。いったい普通の大学生と何が違ったのでしょうか?

Water Vendor

セブ市内にはあまり信号機がありませんが、たまに見かける信号機には秒数が付いており、時にその秒数は「199」などと表示されることがあります。そう!セブの信号機は恐ろしく待ち時間が長いのです。

そんな待ち時間のなが~い信号機のそばに必ずいるのが「Water Vendor」です。彼らは、信号待ちをする車に乗っている人たちに水を売るのが仕事です。日本のようにクーラーのきいた快適な車ではなく、みっちりと人の乗ったジプニーや直射日光の当たるトラックの荷台に箱乗りをする人々にとっては、まさに「命の水」です。このWater Vendorですが、水のよく売れる信号機の近くにはたくさんおり、料金も一律のため、特に「誰から買いたい」ということはなく、近くにいるVendorを呼び止めて購入するのが普通です。

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しかし、そんな常識を覆し「この人から水を買いたい!」と思わせるVendorが現れたのです!!それがまさに今セブで話題のDodoyさんです。

人からなんと思われても構わない!

Dodoyさんは、高校に通いながら道端で水を売る「Water Vendor」の仕事をしていました。それは全て自分の学費を稼ぐためです。貧困家庭に生まれ育ったDodoyさんは、どうにかして高校を卒業し、大学に入学して「教師」になるのが夢でした。しかし、普通の高校生が普通にお水を売っていても学費を払えるほどの収入にはなりません。そこで彼は考えました。

他より目立てばきっとたくさんの人が水を買ってくれる!!

そして辿り着いたのがこのコスチュームです。

ええ

さらに、ダンスや歌のパフォーマンスも行い、誰よりも「目立つ」ことで売り上げを伸ばし、高校を卒業後しさらに大学に入学するための学費を稼ぐことができました。そんな彼を笑ったりバカにする人もたくさんいましたが、彼は自分の学費を稼ぐことに集中し、周囲の悪口には耳を傾けませんでした。そんな姿が地元でも有名になり、ニュースにも取り上げられるようになりました。

セブ市長特別賞

そしてついに彼の功績が認められ、セブ市特別賞を受賞することができました。貧困が故に進学をあきらめ、夢をあきらめてしまう子供たちが多いこのセブで、彼は希望の星となりました。

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EVRYBODY CAN BE A HERO!!

貧富の差が非常に激しいこの国では、貧困が故に子供の頃からあきらめなければいけないことがたくさんあります。
1日3回ご飯を食べるこ、
甘いおやつを食べること
病気の時に病院に行くこと
誕生日にプレゼントをもらうこと
学校の宿題のための材料を買うこと
学校を卒業すること
夢を実現するために進学すること・・・・・

数え出したらきりがありません。

しかし今回Dodoyさんは、他の全てをあきらめても「大学を卒業して教師になる!」という夢をあきらめませんでした。母親が道端で小さなお菓子などを売って何とか生活をしている彼の家のような貧困家庭で、大学を卒業することはまさに奇跡のようなことです。

しかし、どんな状況でも夢に向かって一途に努力すれば夢が叶うということをDodoyさんは証明してくれました。DAREDEMO KIDSにもひとりひとり「どうしてもあきらめられない夢」があります。DAREDEMO KIDSもDodoyさんのように、夢をあきらめず、必ずそれぞれの夢を実現してほしいと思います。