日本では、学校のプリントといえばA4やB4の大きさが一般的です。しかし、フィリピンではよくつかわれる紙のサイズがちょっと違います。

フィリピンでは、大きく分けてA4,Short,Longの3つのサイズがモールなどで販売されています。ちなみに、A4サイズは販売されていますが、フィリピンでは基本的に一部のものにしか使われないそうです。

Shortサイズ

このShortという名前は、Longよりも短いためにShortと呼ばれています。世界的にはレターサイズと呼ばれる大きさです。子どもたちへの配布プリントや、子どもたちが宿題を印刷する際には、ほとんどこのShortサイズの紙を使います。日本でいうA4サイズのように、多用される紙の大きさです。サイズはA4を少し幅広にして、5パーセントほど短くした感じです。そのため、並べてみないとなかなかA4なのか、Shortなのかがわかりません。

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このプリントもShortサイズで作られています。B5のノートよりも長いですね。

Longサイズ

このサイズも、子どもたちへのプリントや子どもたちが宿題を印刷する際に使われています。使用頻度で見れば、shortの半分以下程度ですが、一般的に使われるサイズのようです。日本でB5を使う感覚でlongサイズは使われているようです。shortよりも27%長い紙なので、コピー屋さんに行くと、1.5倍の料金を取られることが多いです。

LongサイズはLegalサイズではない!?

このShortもLongもフィリピン独自の名前のため、プリンターで印刷する際の選択肢の中には出てきません。なぜか、フィリピンで販売されているプリンターですら表示しません。そのためサイズを調べ、Shortがレターサイズ、Longがリーガルサイズという情報を得ました。レターサイズ、リーガルサイズなら選択肢にあったぞ!と思い、実際に印刷してみると、Shortは問題なく印刷できるのですが、Longの文書の下のほうがどうやっても切れてしまいます。エクセルが悪いのだろうかと、PDFなど様々なファイル形式にしてみたものの、下のほうは切れてしまいます。なぜ、切れてしまうのだろうとよくよく調べていくと、「フィリピンのLongサイズは、おおむねリーガルサイズだが、リーガルサイズより1インチ(約2.5センチ)短い」という情報を手に入れました。設定してみると、完璧に印刷されます。結局、このLongサイズは今ではフィリピン独自のものになっているようです。

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サマークラスの日本語授業で使うプリントです。

子どもたちの宿題はパソコン必須!

フィリピンでは、多くの学年でパソコンで調べて、結果をプリントアウトするという宿題が毎日のように出ます。ちなみに、内容も高校生の特進クラスともなるとなかなか難しく、「シェイクスピアの生涯についてまとめよ」という題材などもあります。そのため、1度に10枚以上の印刷をしなければならないようなものもあり、パソコンもプリンターもない貧困層は宿題が提出できません。そのため、DAREDEMO HEROでは、パソコンとプリンターを子どもたちに開放しています。紙のサイズ指定もあるため、ShortサイズやLongサイズの紙も切らさないようにしています。子どもたちが伸びていけるような環境づくりの一環です。

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