フィリピンとカナダへ語学留学へ行ったインターン生がそれぞれのメリット・デメリットを一挙にご紹介します!!
費用
一番気になるのはやはり留学にかかる費用です。
授業料(Intensiveコース)+家賃 | 航空券 | 物価 | |
フィリピン | 約132,000円 | 40,000円~70,000円 | 日本の3分の1 |
カナダ | 約15,8000円 | 100,000円~150,000円 | 日本とほぼ同じ |
※同じIntensiveコースでもフィリピンは週40時間、カナダは週25時間
授業料+家賃
―フィリピン
フィリピンの語学学校で特徴的なのが、学校が専用の寮を持っていることです。そのため、授業料+寮費(食事・洗濯代を含む)で料金が提示されているところがほとんどです。そして、フィリピン語学留学の一番の魅力はその値段だと思います。
―カナダ
カナダの語学学校はフィリピンとは違い寮はありません。そのためホームステイか、自分でアパートを見つけて1人暮らし、もしくは、シェアハウスが一般的です。かかる費用はフィリピンと比べると高いです。もちろん、どこに滞在するかによって値段は変わってきます。シェアハウスは安く済むと聞きました。
航空券
カナダのどの都市に行くかでも値段は変わりますが、カナダに行くには安くても80,000万円はします。一方、フィリピンはセールをやっている時では10,000円以下で行くことができます。
物価
こちらも断然フィリピンの方が安いです。日本とカナダはあまり物価の差はありませんが、フィリピンは日本の3分の1ほどです。フィリピンでは普通のレストランでお腹いっぱい食べても500~1000円ほどですが、カナダは普通のレストランでお腹いっぱい食べると2000~3000円です。
フィリピンのレストランにて
私が行っていたモントリオール(カナダ)の名物「Poutine」
授業
費用の次に気になるのが授業についてではないでしょうか?
授業時間(1日) | 授業形態 | |
フィリピン | 約8時間 | マンツーマン+グループ |
カナダ | 約5時間 | グループ |
授業時間
―フィリピン
1コマ45分で、1コマごとに10分ほどの休憩時間があります。放課後もフリークラスが2つほど開講されていました。このように、安くたくさんの授業が受けることができるのがフィリピン留学です。しかし、フィリピン留学の場合は1日みっちり授業で、かつ、宿題も出るので、授業後に遊びに行くことは中々難しいです。
―カナダ
2時間→1時間→2時間の授業スケジュールで、放課後は1時間ほど宿題を見てくれるフリークラスがありました。フィリピンの学校に比べカナダの学校は、授業後も時間に余裕があるので、宿題もやりつつ自分の時間を楽しむことができます。
授業形態
―フィリピン
合計約8時間(8コマ)の授業の中で5コマがマンツーマン授業で、それ以外がグループ授業でした。やはり、マンツーマンを5コマ受けることができるのは大きな魅力ではないかと思います。マンツーマン授業では、分からないことはすぐ先生に聞くことができ、先生たちも私たちの細かいミスなどにすぐ気づくことができます。一番の利点としては生徒が1人しかいないため、その生徒に合ったペースで授業を進めることができます。
―カナダ
すべてグループ授業であり1クラス約12~16人ほどの生徒がいました。そのためマンツーマンとは違い先生が1人1人のペースに沿って授業をするのは難しくなります。また、最初は分からないところがあっても他の生徒のことを気にして中々質問ができなかったり、自分の意見を述べることができなかったりと、慣れるのに時間がかかります。しかし、グループ授業の利点としては、ほかの生徒の考え方を学べることや、他国の生徒たちとすぐに仲良くなれることなどがあります。
英語
個人的な印象としては、フィリピンの先生たちはカナダの先生たちよりもゆっくりと、丁寧に英語を話してくれます。それはフィリピンの先生たちにとっても英語は第2外国語であるからかもしれません。敢えてそのように英語を話しているのか、それとも普段からそのように話すのかは定かではありませんが、フィリピンの先生たちの英語はとても聞き取りやすいです。英語の訛りに関しては語学学校の先生であれば訛りはないと思います。一方、カナダの先生たちは、話すスピードがフィリピンの先生たちと比べるととても速いです。またよく省略形(I’llやI’ve,I’dなど)を使うため最初は聞き取るのが難しいです。しかしそれがネイティヴのスピード、言い回しです。
そのため、自分がどんな英語を学びたいのかによってもフィリピンの方が良いのか、カナダの方が良いのかが変わります。
セブの海
モントリオールの有名なノートルダム大聖堂
自分の要望に合うベストな留学
今回、私の体験をもとに簡単にですが、フィリピン留学とカナダ留学を比較してみました。
どちらも良い所、悪い所はあります。自分の目的や予算に合わせてじっくり選ぶことが一番です。例えば、費用を抑えて、かつ、1日みっちり英語漬けになりたいという方にはフィリピン留学をおすすめします。しかし、費用が少し掛かっても良いからネイティヴのような英語を話せるようになりたい、聞けるようになりたいという方はカナダ留学をおすすめします。おすすめな留学の仕方は、最初の数か月をフィリピンで過ごし、英語そのものに慣れ、その後、数か月カナダへ行くプランです。しかし、もちろん費用は掛かります。そしてこれはあくまでも私個人の意見なので、自分の要望に合った留学をしましょう。また、せっかくの留学を失敗しないためにも事前に下調べはよくしておきましょう。そして、留学前の英語の勉強も非常に大切です。留学に行ってから勉強すればいいと思っていると、痛い目に合ってしまいます。