皆様の温かいご支援のもと、大晦日に火災で全財産を失った貧困層300世帯に緊急支援活動を行うことができました。
これまでの流れ
街中がカウントダウンに向けて盛り上がる、12月31日の夜、セブ島マンダウエ市で300世帯以上が全焼する大規模な火災が発生しました。DAREDEMO HEROでは、行政からの支援がなくなる発災3日後から、被災地での直接支援をスタートしました。被災地の過酷な現状を知った、たくさんのご支援者様から、ご寄付をいただき、継続的な支援活動が可能になりました。
被災地はまだ整地されておらず、大量のハエが発生しています。
現場で起こるミスマッチ
DAREDEMO HEROの支援活動は、常に現場での聞取り調査から始まり、支援方法は直接支援です。そのため、常に被災者がその時々に一番必要としているものを、直接届けることができます。
写真のように、現場のニーズに添わない物資が大量に運び込まれ、活動の妨げになってしまうこともあります。寄付をした方はもちろん善意のもとで行動をしているのですが、それがうまくマッチングされてなければ、悲しい結果になってしまいます。
自立に向けた必要な支援
DAREDEMO HEROでは、現地のニーズと自立へ向けたステップを考慮し、支援活動を行っています。時に過剰な支援は、被災者の自立の妨げとなることがあるからです。現在はまだまだ自炊もできない環境のため、食事の支援が一番大切です。不衛生な環境の中で栄養が不足すれば、一番弱い立場の子供から、病気や感染症の2次被害に襲われます。
DAREDEMO HERO特製フンバ(豚の角煮)
今日の炊き出しメニューはフィリピン人の大好きなフンバ(豚の角煮)とご飯です。さらに、前回に引き続き、保存が可能な食パン一斤を300世帯に配布しました。早朝から6時間以上かけて1,200人分の豚肉とお米を、薪(まき)で調理して現場に向かいました。
DAREDEMO KISDもお手伝い
今日は土曜日だったため、DAREDEMO KIDSは学校がお休みです。午前中は特別授業を受け、午後に日本人ゲストの皆様と異文化交流を行った後、子供たちは率先して今回の炊き出しの手伝いを申し出てくれました。貧困地区での活動の場合、なかなか英語でのコミュニケーションが難し場合があります。その際に頼りになるのがDAREDEMO KIDSです。子供たちは、ビサヤ語で声を張り上げ、配布がスムーズに進むようにアナウンスをしてくれます。
今回も、子供たちおかげで、とてもスムーズに配布をすることができました。
今後の支援
財産の全てを失った貧困層が、自分たちで生活できるようになるまでには、まだまだ多くの困難が待ち受けています。私たちは、今後も被災者の自立を促す支援を継続していきます。とにかく、現場に足を運び、被災者の声を聞くことが大切です。
大人も子供も、しっかりと列を作り、配布の順番を待っています。
ご支援者様一覧
今回、DAREDEMO HEROのホームページ、Facebookをご覧いただいた、たくさんの方々から、温かいご支援をいただきました。感謝の気持ちを込め、こちらでご支援者様のお名前をご紹介させていただきます。
<1月6日現在>
辻晶夫様
石原敏郎様
榎本かおり様
斉藤淳様
米山健一様
坂田浩幸様
長倉顕太様
ヒラミツサチヨ様
モリタジムシヨ様
イサヤマキヨミ様
カタミレイコ様
ヒガヨウコ様
※順不同
頂きましたご支援は、被災者の自立のために100%直接届けさせていただきます。
一次的な支援ではなく、段階に応じて必要な支援を継続していきます。1日も早く、被災者が火災前の生活に戻れるよう、皆様の温かいご支援をお待ちしております。
※お振込みの際、必ずお名前の頭に「カ」とご入力ください。
お振込先の口座
支店番号 060 南都銀行南支店・普通
口座番号 2112810 DAREDEMO HERO(YAMANAKA HIROSHI)
皆様の温かいご支援をお待ちしております。