ここ数年コンピューターの普及により文字を書く機会が激減しています。しかし、日本社会では文字ひとつで判断されることも少なくありません。さて、フィリピンの文字事情はどうでしょうか?

板書が読めない…

昨今日本の大学の授業では、多くの先生がパワーポイントを使って授業を行います。しかし、私NANAが通うUP(フィリピン国立大学)では、パワーポイントを使う先生もいますが、多くはホワイトボードに板書する形で授業を行っています。板書をする際は、先生が喋りながら板書をしていくのですが、それは日本のように綺麗にまとめられた板書ではありません。
先生自身のメモのように走り書きでホワイトボードに書かれていくため、板書した文字が全く読めないことが度々あります。初回授業から驚きと共に「これではノートが取れない」と絶望したことを覚えています。フィリピン人の友人に聞いても、彼らも読めない時があると言っていたほどです。フィリピン人の先生は、生徒が板書を書き写すことを想定していないのではないかと思ってしまいます。

DAREDEMO KIDSに聞いてみても、はやり小学校や高校の授業でも、黒板を書き写すことは非常に難しいようです。更に、子供たちのノートを見てみても、日本のようにきれいにまとめられたノートを見ることはできませんでした。

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何のために文字を書くのか?

文字は人に読んでもらうものです。読んでもらうためには、丁寧に文字を書く必要があります。日本では、論文などは雑な文字では読んですらもらえないことがあります。更に学んだことを後で読み返し、復習をするために、私たちはノートを取ります。しかし、その学習に対する基本的な概念が、フィリピンでは根付いていないのだと、私自身の体験を通じて感じました。
そこでDAREDEMO HEROでは、子ども達に丁寧に字を書くという習慣をつけてもらうために書き方の練習をするようにしました。特に日本語はまだ文字に癖がないので、文字に癖がつく前に正しい書き方や文字のバランスを練習していきます。更に授業中にノートを丁寧に取る練習も行っています。以前は後で見直しても、何を書いているのか分からないノートを作っていた子供たちも、少しずつきれいに整理されてノートを作れるようになっています。
普段の学校でも、ノートを整理することができれば、頭の中も整理することができます。これだけでも、クラスメートに差をつけることができるのではないかと思います。

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日々の生活でも

文字だけでなく、子どもたちには普段から礼儀や食事のマナー等についても厳しく指導をしています。学校でノートを取らないことと同じように、子ども達にとって当たり前のことが、最善の方法とは限りません。DAREDEMO KIDSを世界中どこに行っても、どんな職業についても活躍できるよう、日々の生活から彼らの習慣を見直し、真のグローバル人材を育成しています。