DAREDEMO HEROで継続支援を行う火災地区被災地区で、新たなプロジェクトが動き出しました!

DAREDEMO HEROの緊急支援

DAREDEMO HEROでは、地震や台風などの天災、大規模火災等の緊急支援を行っています。
「救える命は救いたい」という基本的な考えから、発災直後は人々の命を守るための活動を主に行い、その後は復興(発災前の生活に戻る)のための支援を行っています。フィリピンでは、慢性的な貧困問題を抱えた地区が多く、大規模火災のほとんどがそのような地区で起こっています。そのため、支援を行う際に貧困支援と緊急支援の線引きが非常に難しいのです。

DAREDEMO HEROでは、貧困問題の根本解決のために、貧困層の子供たちの教育支援を行っています。目の前でお金や食べ物を欲している人々に求めるものを与えることも大切ですが、それでは貧困の連鎖を断ち切ることはできず、支援を受ける人々が自立することもできません。貧困を生み出し、連鎖していくシステム自体を変えることのできる「貧困層のリーダー」を育てることで、貧困問題の根本にメスを入れることが必要なのです。

しかし、天災や火災が起こると、全てを失った貧困層は今日明日を生き抜くことすら難しくなります。そのために、DAREDEMO HEROでは3段階の支援を行っています。
①生き抜くための支援
②元の生活に戻るための支援
③自立に向けた支援

これがDAREDEMO HEROの3段階の緊急支援です。

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DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE

昨年の大みそかに発生した大規模火災から支援を続けている地区で、新たな支援の形を計画しています。それが、DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVEです。
▶詳細はこちらをご覧ください。

この取り組みは、DAREDEMO HEROにとっても被災地区の住民にとっても、まさに新たな挑戦です。このプロジェクトでは、銀行の機能を持った会員制の小売店の建設・運営を計画しています。住所や正式な身分証明書を持たない貧困層にとって、銀行口座を持つことはほぼ不可能なため、おのずと貯蓄自体が不可能になっています。

そんな貧困地区の人々に、自立し、安定した生活を提案することがこのプロジェクトの最終的な目的です。そのためにも地元のバランガイキャプテンや被災者から綿密な聞き取りを行い、現地の要望に沿ったプロジェクトを慎重に計画してきました。

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バランガイキャプテンとのミーティングを重ねています。

被災地の復興から見る貧富の差

フィリピンのどこでも見られる貧富の差ですが、被災地でもその貧富の差は顕著に表れます。いくら大規模な火災に見舞われたとしても、ある程度お金のある家庭では、自力での復興が可能で、既に被災地にもいくつかの立派な家々が立ち始めています。一方、そもそもこの地区に不法居住していた「スクワッター」と呼ばれる人々は、未だに住む場所すらなく周辺の路上での生活などを余儀なくされています。

そんな最貧困層の自立を助けることがDAREDEMO HEROの緊急支援です。無料で何かを与え続けることは、被災地の自立にはつながりません。かといって自力での自立(火災前の生活を取り戻す)は難しいのが現実です。

DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVEが最貧困層の自立のきっかけとなれるよう、事業を進めていきたいと思います。

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小売店建築予定地