HERO’S HOUSE1のシェーンについて紹介します。

シェーンは、2003年5月26日生まれの18歳、セブ大学1年生です。大学進学前は、セブ大学付属シニアハイスクールに通い、優秀な成績で卒業を果たしました。


シニアハイスクールで表彰された時の写真です。マイクを向けられているのがシェーンです

彼女が置かれている環境

彼女は、父親と母親の3人家族です。しかし、父親はほとんど家には帰らず、お金も入れてくれません。そのため、母親が洗濯婦として近所の洗濯を請け負い、生計を支えています。


彼女はいつも、この狭い道を通って家に帰っています。雨が降った日は地面に水がたまり、ゴミと混ざって非常に不衛生です。

自分のために一生懸命働いてくれるお母さんが、彼女は大好きです。
「私の夢が叶ったら、母が私の為に費やしてくれた時間や労力に対して、少しでも恩返しをしていきたい」と私たちに嬉しそうに話してくれました。
また、「将来働いて、お金を貯めることができたら、料理を作るのが大好きな母親の為に、レストランを建ててあげて、母を喜ばせたい」とも伝えてくれました。
母親に対する彼女の愛を強く感じました。

将来の夢は英語の先生

彼女の将来の夢は「英語の先生」になって、英語の大切さを子どもたちに伝えることです。さらに、「DAREDEMO HEROで学んだことを、多くの子どもたちに伝えていきたい」と話してくれました。

「DAREDEMO HEROの奨学生になることで、学校に通うことができ、多くのことを学ぶことができた。そして、日本から来て下さるゲストの皆様から、日本の文化や日本人の日常生活を教えてもらい、日本に直接行くこともできて、自分が大好きな日本を肌で感じることができた。フィリピン人のほとんどができない経験を得ることができたから、その経験を将来多くの子どもたちに伝えていきたい。」と真剣な表情で話してくれました。


日本に行った時の写真です。

今回、インタビューを行っていた際、一番印象に残ったのは彼女が言った
「poverty is not a hindrance to reach our greatest dreams goals in life(貧困は人生において、私たちの素晴らしい夢や目標を妨げる障害ではない)」という言葉です。

多くの貧困層からDAREDEMO KIDSとして選ばれ、たくさんの経験を積むことができた彼女だからこそ、この言葉の意味を深く理解することができたのだと思います。
今後も彼女の夢に立ちふさがる数々の障害も、彼女なら乗り越えることができると確信しています。

憧れのキャンパスライフ

シェーンは、大学で勉強をできることをとても楽しみにしていました。しかし、フィリピンでは2020年3月から一度も対面授業が再開されておらず、彼女も一度も大学に通うことができていません。

毎日のオンライン授業で、気持ちが落ち込んでしまうこともありますが、同じ志を持った仲間と励ましあって、勉強に励んでいます。1日も早く、憧れのキャンパスで、思いっきり学べる日が来ることを願ってやみません。