HERO’S HOUSE1のジャネットについて紹介します。
ジャネット
ジャネットは2001年生まれの19歳です。彼女は、サンカルロスシニアハイスクールの2年生です。クールに整った顔立ちとは裏腹に、茶目っ気たっぷりな性格のギャップがとても魅力的な彼女は、授業中も積極的に発言し、いつもクラスのムードを高めてくれています。
家庭環境
ジャネットはHERO’S HOUSE1があるタランバン地区に住んでいます。彼女の家は高級住宅街の敷地内の奥の、トタンで仕切られた一角に建っています。トタンの塀の敷地の向こうには鉄塔があり、高圧線が通っています。その高圧鉄塔の立ち入り禁止区域の一角で、ジャネット一家は暮らしているのです。高級住宅街の敷地内にある道を利用するために、ジャネット一家は通行料金として1ヶ月に500ペソ支払っています。
ジャネットの家の真上にある高圧線が通る鉄塔
多くの貧困層の人たちはこのように、危険な環境や不便な場所に、住居にする場所を見つけ出すしかありません。そしてそんな貧困層の生活のすぐそばには、クーラーや自家用車を所持する裕福層が住んでいます。フィリピンではこのように貧富の差がはっきりと現れている地区が数多く見られます。
ジャネットファミリー
夢はキャビンアテンダント!
高圧線の通る鉄塔の下に住む彼女の家からは、たまに上空を飛ぶ飛行機が見えます。そして次第に彼女の胸中には、私もあれに乗ってみたい。という気持ちが芽生えたようです。
それゆえに、ジャネットの夢はキャビンアテンダントになることです。そのほかにも理由として、「家族とともに世界中を旅してみたいし、世界のいろいろな場所でたくさんのことを学びたい。」「空の上にいると全ての悩みや心配事から解放されるような気がする。」と語ってくれました。
スラッとしたスタイルや整った顔立ちに、明るくハキハキとした性格の彼女には、キャビンアテンダントはぴったりの職業に思えます。彼女と彼女の家族を乗せた飛行機が鉄塔の上を通る日も、そう遠くないかもしれません。また、自分の夢を叶え、この国をより良い社会にできるような、そんな影響力を持った大人になると意気込みを語っています。
彼女の今後
今年から大学1年生になり、自分の夢へまた1歩近づきました。先日インタビューを行った際、「もし私が自分の夢を叶えることができたら、それは決して私の力だけではありません。DAREDEMO HEROや私のスポンサー様の支えてくれた結果です。だから、私は夢が叶って、自分でお金を稼ぐことができたら、DAREDEMO HEROが私のスポンサー様が私にしてくれたことをDAREDEMO KIDSに返していきたいと思います。」と話してくれました。
そして、「DAREDEMO KIDSの支援者になって財政的な支援もしていきたいです。」と話してくれました。
彼女の夢に対しての熱い思いやDAREDEMO HEROへの熱い思いを感じました。
そしてそんな彼女なら、夢を叶え、フィリピンを変えるHEROになってくれると信じています。