第19回はHERO’S HOUSE2のハナについて紹介します。

ハナは2004年生まれの12歳です。彼女はルズ小学校に通う小学6年年生です。家族想いのとっても優しい子です。

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ハナの夢とフィリピン経済

ハナの将来の夢は、看護師になってお父さんとおばあさんを助けることです。フィリピン女の子に将来の夢を聞くと「学校の先生」「看護師」と答えることがも非常に多いです。学校の先生は、身近にいる尊敬できる存在で、かつ経済的に安定しているため、子供たち特に女の子に人気です。看護師はフィリピンの国内総生産(GDP)の約1割を占める海外からの送金を支える仕事のひとつです。
「フィリピンで看護師の資格を取り、海外で働いて、家族にお金を送る」
これが、フィリピン人の女の子のサクセスストーリーなのです。ハナも海外への憧れが強く、将来は海外に行ってみたいと話しています。

家族とは・・・?

ハナも、他のDAREDEMO KIDS同様、複雑な家庭環境に育っています。母親はハナが幼いころ、姉とハナを置いて家を出てしまいました。父親も真面目に仕事をすることなく、家事や子育ては高齢のおばあさんがすべて行っています。それでもハナの夢は「お父さんとお婆さんを助ける」ことです。
他人から見れば、決していいお父さんとは言えないお父さんでも、母親のいないハナにとってはかけがえのない唯一の父親なのです。DAREDEMO KIDSの多くが家庭に問題を抱えていますが、人前で親の悪口を言う子供はいません。またどんな環境でも、将来は親を助けたいと言っています。

これは、DAREDEMO KIDSに限らず、フィリピン人全体に言えることです。キリスト教の教えや、代々受け継がれている思想に、子供は親を支えるものという確固たる考え方が定着しています。そして、それらが夢の実現のための原動力となっているのです。

ハナファミリー

学べることの喜び

勉強中のハナはいつもニコニコ楽しそうにしています。ある日、何か面白いことがあるのか尋ねていましたが、答えは「勉強が面白い」ということでした。私自身、小さい頃は「勉強をさせられている」と感じていたこともあったため、ハナのこの答えには驚きました。
日本のように、勉強ができて当たり前の環境とは異なり、ここフィリピンでは勉強がしたくてもできない子供たちがたくさんいます。その分、子供たちは学べることの尊さ、そして楽しさを日々感じているのだと思います。

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