DAREDEMO HEROでは、日本人スタッフとインターンが子供たちに日本語を教えています。日本語教師でない私たちが授業を行うには、教えるための勉強が欠かせません。

「話せる」のと「教えられる」のは別

DAREDEMO KIDSに日本語を教えるスタッフやインターンは、日本語教師の資格を持っているわけではありません。そのため、日々試行錯誤を重ね、子供たちに分かりやすく楽しい授業を提供できるよう努力しています。私たちは日々当たり前に日本語を話しているため、日本語がいかに難しい言語かを意識することはありません。しかし、子供たちに日本語を教えていると、その難しさに困り果ててしまうことがあります。

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子供たちの成長

日本語を教え始めたころは、まず単語を覚えることからスタートしました。子供たちが日本語に興味を持てるように、ゲームなどを取り入れて楽しい授業を続けていました。しかし、最近では子供たちの語彙も増え、ひらがな、カタカナ、漢字を習得していく中で、文法にも興味を持ち始めました。この文法が私たちを悩ませています・・・

「に」って何?「を」って何?

「7時学校かばん持って行きます」
このような文章が出てくると、子供たちから必ず「『に』ってどういう意味?『を』ってどういう意味?」という質問が出ます。英語にうまく当てはまる言葉があればいいのですが、そうでないときの説明が大変です。英語も完璧でない私たちにとって、Conjunction(接続詞)Preposition(前置詞)などの英語で文法説明するための英単語を覚えることからスタートしなければなりません。

活用の難しさ

未然形、連用形、終止形、連体形、仮定形、命令形
日本語には膨大な数の活用形があります。ひとつひとつの法則を教えるにも、自分自身がそれらを理解する必要があります。更に、普通に活用を子供たちに教えたところで、子供たちは日本語を嫌いになってしまう可能性もあります。そこで頼りになるのが、日本語を勉強して習得したフィリピン人の先生方です!

Association of Nihongo Teachers in the Visayas (ANT-V)

セブには、ANT-Vという日本語教師の会があります。この会には、日本語教師に日本語を教える先生、日本語学校の先生、日系企業で社員に日本語教育を行うフィリピン人など、様々な日本語の先生が参加しています。毎月開催される勉強会では、それぞれの先生方が文法や活用を教える模擬授業を行い、フィリピン人にどのような授業を行っているのかを見せてくれます。先生自身も勉強をして日本語を話せるようになっているので、その説明も非常に分かりやすく、とても勉強になります。

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ここに集まる先生方は、様々な方法で日本語を学んだ人たちです。先生方にDAREDEMO HEROでの取り組みについて話すと「私も子供の頃から日本語を勉強できたら、こんなに大変じゃなかったかもしれない」「私は授業料を貯めるために、本当に苦労をした。無料で日本語を学べるなんて羨ましい!」と、とても驚いていました。
フィリピンでは日本語を学びたい人たちがたくさんいます。しかし、なかなかその機会は少なく、費用面でも決して安いものではありません。DAREDEMO KIDSには与えられた機会を最大限に活かし、自分の可能性を広げてもらいたいと思います。そして、そのためにも私たちスタッフやインターンも日々の勉強に励んでいきたいと思います!