6月から新学年がスタートしました。それに伴い、ルズ小学校の制服が変更されました。

バリオ・ルズ小学校の女の子の制服は、ピンクのチェックのスカートだったものが、紺のスカートへと変更されました。同時に、男の子のものもベージュのズボンから紺のズボンへと変更されました。ちなみに、シャツは白いワイシャツが基本ですが、白いシャツであればどのようなものでもよく、写真のミカエラは日本語の授業で作った白地のTシャツを着ています。

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新制服のミカエラとリック

実は、昨年度にバリオ・ルズ高校の制服がピンクから紺に変更されています。高校生と小学生の制服のデザインは異なりますが、今回の変更で、バリオ・ルズ小学校・高校全体が紺色に統一されました。

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バリオ・ルズ高校の旧制服                 高校新制服のクリスティン(左)と小学校新制服のセンディー(右)

移行期間は1年間

ルズ小学校に行ってみると、旧制服と新制服が入り混じっています。どの家庭も急な制服変更に対応できておらず、半数ほどはまだまだ旧制服を着ています。DAREDEMO KIDSの中にも、旧制服を着ている子もいれば、成長に伴う買い替えの時期と重なったために新制服を着ている子もいます。新制服を着ている子たちも、まだまだ洗い替えとして旧制服を着る日もあります。この1年間はどちらの制服を着てもよいため、着られるものは大事に使っています。

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学校前を眺めていると、まだまだ旧制服の子どもたちも多いです。

貧困層にとっては大問題

貧困層の子どもたちの制服は新品ではなく、多くの場合は親せきや兄弟のおさがりです。しかし、このような制服変更が行われると、おさがりを使うことができなくなってしまいます。制服を一式そろえるとなると、数日分の世帯収入にあたる500ペソ程度かかります。今回のような制服変更があった場合、DAREDEMO HEROではスタッフがパブリックマーケットに行き、安価に制服の生地を購入し、裁縫の得意なお母さんなどに縫製してもらうことで子どもたちに新しい制服を提供しています。時には学校指定の柄の生地が見つからず、頭を悩ませることもあります。

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女の子の制服の新旧比較です。

学校教育は無償!でも・・・

フィリピンの公立学校の教育は原則、無償化されていますが、制服代や文房具代、そして学校行事の費用など学校に通うためにかかるお金は様々です。貧困層にとって学校に通うことは、本人のやる気だけではなく親の教育に対する理解が必要であるため、そう簡単なことではありません。親の教育に対する理解がなければ、収入は生活費や娯楽費に消えてしまいます。低所得であっても、教育に理解があれば、なんとかして子どもを学校に行かせようとします。当団体で支援している子どもたちは、貧困層であるものの、教育の重要性を理解している親を持つ子どもたちです。そのような子どもたちがこれからも安心して学校で勉強に打ち込めるように、当団体は様々な支援を続けていきます。