DAREDEMO HEROで継続支援を続けている大規模火災被災地で、被災者自身で持続可能な新プロジェクトをスタートしました!!

DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE とは?

「DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPORATIVE」とは、被災者間で継続可能な新プロジェクトです。このプロジェクトでは、サリサリ呼ばれる小売店と銀行を兼ね備えたコミュニティーベースの店舗を運営していきます。通常の小売店とは違い、下記の3つの特徴があります。

①会員のみが購入できる(ほかの店より割安)
②毎週最低50ペソ(120円程度)を貯金しなければならない
③会員はローンを組むことができ、現金がない場合でも商品を購入することができる

このプロジェクトでは、その日暮らしになりがちな貧困層に「貯蓄」の必要性を体感してもらうと同時に「今日のご飯代がないからご飯が食べられない」という状況にならないようにと考えられています。

▶詳細はこちらをご覧ください。「DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE」

大量の買出し

サリサリと呼ばれる小売店は日本でいうなら「コンビニ」です。食品から日用雑貨まで、日々の生活に必要なものが所狭しと並べられています。これらの商品を購入するには、サリサリオーナーが買い付けに行く激安スーパーがあります。今回の開店に向けて、被災者の中から選んだスタッフと一緒に大量の買出しに行きました。
貧困層はその日生活するのにギリギリのお金しかないため、シャンプーや歯磨き粉、調味料や油、コーヒーやたばこなどのし好品まで全てが小分けのパックで売られています。そのため、会計の際にはそれぞれ小さな小分けのパックを数えるため、1時間近くかかってしまいました。

DSC04134

会員説明会

「DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE」は会員制のため、入会希望者全員の顔写真付きIDカードを作成しました。貧困層は自分たちの写真を持っていないどころか、有効のIDを持っていない人も多く、写真を撮影してもらってIDをもらえるというだけで、みんな大喜びの様子でした。
しかし、大事なのはこのプロジェクトの趣旨やルールを理解してもらうことです。ルールを聞いて「お金が貯めれるのはすごくいいことだ」という意見もありましたが、なかには「毎週50ペソなんて到底貯金できない」と入会をあきらめる人もいました。
1週間で120円程度は、日本人にとっては負担にならない金額ですが、貧困層にとっては頑張って貯めなければいけない金額です。しかし頑張って貯めた分、急な事情で収入が途絶えてしまった場合やクリスマス前にまとまったお金を手にすることができます。お金を貯める喜びや、安定した生活の大切さを実感してもらえるよう、挑戦していきます。

DSC04092

ついにオープン!!

場所の確保や、周辺のサリサリストアーとの調整、またバランガイキャプテン(自治会長)との打ち合わせ等、様々な手続きを踏み、本日7月15日ついに「DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE」がオープンしました。オープニングレセプションでは、フィリピン流に司祭様に新しいサリサリを清めていただき、小さなスナックを集まった人々に配ってお祝いしました。
新しもの好きのフィリピン人は、早速列を作って日用品やコーヒーなどを買っていました。

DSC04189

授人以魚 不如授人以漁

緊急支援が終わった後、被災者に食事や物を与え続けることは、被災者の自立の妨げとなり、支援とは呼べません。彼らが日々の食事に困ることなく、安心して生活できるように、新たな試みにチャレンジしていきます!

DSC04205