DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVEでは、エコバックを使った新たな取り組みをスタートさせました!
DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVE
今月15日にオープンしたDAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVEには、日々日用品を買いに来る人々でにぎわっています。このプロジェクトでは、被災者の生活をより良いものにするために、様々な挑戦をしています。
▶DAREDEMO MULTIPURPOSE COOPERATIVEについて詳細は、こちらをご覧ください。
貯蓄の大切さを伝えると同時に、ごみのポイ捨てによる生活環境の悪化を改善することを目指し、エコバックによるリサイクル教育プロジェクトをスタートしました!!
貯金成功者の勲章
今回、DAREDEMO HERO関西支部様のご支援により、DAREDEMO HEROオリジナルのエコバックを100個作成させていただきました。このバックはただのエコバックではありません!今月スタートした貯金システム(1カ月に100ペソ)をクリアした成功者にだけ与えられる勲章なのです!
フィリピン人は、賞状やメダルが大好きです。がんばって初めての貯金に成功した人々は、エコバックを誇らしげにさげて集落を歩いています。その姿を見て「私もエコバックが欲しい!」と100ペソを握りしめて貯金をしに来る人もいました。
関西支部長古島様より直接スタッフに寄贈されました
なぜエコバック?
なぜ、第一回の貯金成功者にエコバックを寄贈したかというと、この地区のゴミ問題を少しでも改善したいという想いがあるからです。この火災地区には小さな川が流れており、そこは子供たちの格好の遊び場となっています。しかしその川はゴミだらけで、大雨が降った後にはどぶ水が民家にも押し寄せます。更に集落全体に鼻につくどぶの臭いが充満しています。
日本人の感覚で考えると、自分たちの住む場所を少しでもきれいにしたほうがいいのではないかと考えますが、現地の人々にはそのような感覚があまりありません。そのため、川にゴミを捨て続け、さらに自分たちの住環境を悪化させているのです。
さらに、このエコバックにはポイントカードが付いており、20回エコバックを持って買い物に来ると、小さな景品がもらえます。ゲーム感覚でエコバックを使い、プラスティックゴミや紙袋を使わないエコな生活を提案していきます。
実は全部手作り!?
このかわいらしいエコバックですが、実はすべて手刷りなのです!!フィリピンにはこのような印刷工場がたくさんあり、全て手作業で作られています。100個のエコバックを、手作業でたった2日間で完成させてくれました。日本では、全て機械で行われる作業も、ここセブではまだまだ手作業で行われています。
想いの詰まったエコバックが、少しでも被災地の生活環境の改善につながることを期待しています。