第27回の今回はHERO’S HOUSE1のラウルについて紹介します。

ラウルは2004年10月24日生まれの高校1年生です。DAREDEMO HEROにいる5人の男の子のうちの1人であり、成績を着々と伸ばしている奨学生です。日本語の授業の際にも、彼の真剣さは他の子どもたちから群を抜いています。実際に、この夏に彼は日本語の基礎クラスでのトップを飾りました!学校でも皆勤賞をとるなど、勉強がしたい!という思いが、彼からひしひしと伝わっていきます。

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医者になりたい!

ラウルの夢は医者になることです。彼は医療の届かない場所に住んでいる人や、医療を受けられるお金がない人を助けたいと考えています。日本でも医療難民の問題は徐々に深刻化していますが、それはフィリピンも同じです。2014年時点で1000人当たりの医師数は日本では約2.3人なのに対し、フィリピンでは1.2人と約半分です。また、民間の病院を利用できるのは全国民の30パーセント程度だといわれるほどに、医療格差も大きいです。公営の病院もありますが、1日100ペソ以下で生活しているような貧困層は、公営の病院にすらかかることができません。彼のような志を持った医師がこれから増えていってくれることを願うばかりです。

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バスケットボール大好き!

週末の授業が終わると、入り口にあるバスケットゴールを使って、マイケルやジョイとバスケットボールをするのが彼の楽しみの一つです。この3人はとても仲良しで、いつも一緒にいるといっても過言ではありません。そんな仲間たちとバスケットボールをすることで元気をもらって、さらに彼は勉強に打ち込むのです。「All work and no play makes Jack a dull boy.(よく遊び、よく学べ)」というのは、彼にとってぴったりの言葉だと思います。

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ゲストの方とも真剣勝負です!

かっこいい大人になるために

彼の目標は、たくさんの本を読むことです。本を読むことで、知識を身に着けることができます。彼にとって、知識を持った大人こそが「かっこいい大人」です。その理想に少しでも近づくために、今年は読書を頑張っていきたい!とやる気満々です。同時に、成績をアップさせて、夢に近づいていきたい!という彼の眼は輝いています。

高校生になって、新しい環境にもなじみ、これからの高校生活で彼がどのような道を歩んでいくのか楽しみです。将来は、きっと「かっこいいお医者さん」になることでしょう。