8月4日に私たちにとってとてもうれしいニュースが飛び込んできました。今回の法案によって子どもたちが夢を叶えることがより確実になりました!

国公立大学無償化!

そのニュースとはロドリゴ・ドゥテルテ大統領が「Universal Access Quality Tertiary Education Act(高等教育機会均等法)」に署名したというものです。この法案によって、フィリピン全土にある100校以上の国公立の大学・職業訓練校が来年度以降、原則として無償化されます!!学費だけでなく、入学などの諸手続きの費用、書籍費などの教育にかかる費用が全額免除となります。これまでセブ島にある国公立大学の年間学費は下記のようになっていました。

学費 改訂版-001

この金額は、1日100ペソ以下で生活しているような貧困層にとっては非常に重い負担で、経済的理由から大学に行くことができない人がたくさんいました。現在のフィリピンの大学進学率は約35%で、日本の半分ほどです。無償化によって、経済的理由で進学をあきらめていた人々が大学に進学できるようになり、高等教育を受けた人が増えていきます。

また、フィリピンは学歴社会でもあるため、大学を卒業することが安定した就職の第1条件であることも少なくありません。したがって、大学を卒業することで貧困層でも安定した職業につける可能性が高まります。大学無償化は、まさに夢のような話なのです。

ちなみにフィリピンの最高峰の国立大学であるフィリピン大学は、この法案の施行に先駆けて、今年度から無償化されています。

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問題も・・・

この法案には問題点もあります。現在、国公立大学に在学している者のうち、貧困層はわずか12%にすぎません。なぜなら、国立大学の入試試験に合格できる学力を身につけるためには、公立学校の授業では不十分だからです。国立大学の入試試験を合格するためには、私立の学校で学ぶかお金をかけて家庭教師を雇い、試験対策をする必要があります。
今回の法案は所得制限などはないため、恩恵を受けられる者の大半は富裕層だという指摘があります。それでも、今回の無償化によりこれまで経済的な理由で大学進学をあきらめていた貧困層の人々に対する門戸が広がったことは事実です。

3年後には大学生が

現在、ジュディス・エロナ・ジャネット・エセリン・リアンの5人が高校4年生です。来年にはシニアハイスクールに進学し、3年後には大学に入学することになります。まずは彼女たちが夢の実現に必要な進学先に進学し、夢を叶えることにより、そのあとに続く子どもたちに良い影響が与えられます。今回のニュースはDAREDEMO HEROにとっても非常にうれしいものでした。3年後、彼女らがどの大学を選択するのかが楽しみです。

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先日、学校で行われたキャリアガイダンスの様子です。全員が将来、夢をかなえられることを祈っています。