DAREDEMO HEROでは、毎年小学3年生から新しい奨学生を選考しています。7月にスタートした選考がいよいよ佳境を迎えています。

狭き門

7月末にスタートした新奨学生の選考ですが、第二次面接、家庭訪問を終え、最終選考に取り掛かっています。

▶一次面接の様子はこちらをご覧ください。

100名以上の申込者の中で、現在選考に残っているのはたったの5名です。当団体で支援をスタートするということは、その子が夢を叶えるまで関わることを意味しています。「小学校を卒業するまで」「高校を卒業するまで」と言った短期の支援ではなく、その子の一生を背負う覚悟で採用します。そのため非常に時間がかかる作業です。

家庭訪問の意義

新奨学生の選考で、私たちは必ず家庭訪問を行います。本当の家庭の状況は、書類だけでは分かりません。特にフィリピンは大家族で生活している世帯が多く、お互いが助け合って生活しています。子どもの親だけではなく、家族全体でその子をどのように支え、将来的に支援が必要なのかどうかを見定める必要があります。
仮に親の収入が少なくても、親や親せきと同居をしている場合、私たちの支援がなくても進学が可能な子どももいます。逆に収入が他より少し多くても、他の島から移り住んだり、地方から越してきた家庭は、周囲に支えてくれる親族がいません。更に家賃の負担もあり、将来的に子どもを進学させることができない家庭もあります。
それらをすべて見るために、家庭訪問は必ず必要です。

 

貧富の差

子どもたちの家庭訪問をするたびに、周囲との格差、貧富の差に驚かされます。HERO’S HOUSE2のあるLUZ地区は、周囲に高級ショッピングモール、高級ホテル、最先端ビジネスパークが隣接しています。そのような地区でも一歩奥に入れば、電気も水道もなく、家族が何とか横になれるだけの狭いスペースに住んでいる貧困層がたくさんいます。
最終候補者のひとりに、母一人子一人で周囲からの支援もなく、この貧困地区でひっそりと生活している子どもがいました。友人の親せき宅の一角を借りて生活していますが、そこには決して勉強ができるようなスペースはありません。

 
   高級ショッピングモール「AYALA」        このベットのみが家族のスペースです

暗闇に光を

子どもたちの家に行くといつも、この薄暗い家の中で、明るい未来を思い描くことがいかに難しいかを考えさせられます。私であれば「今日の夕飯は食べることができるだろうか?」「明日の学校に持って行く文具がないから行くのを辞めようか」「私は高校を卒業することができるだろうか?」とネガティブな心配ばかりで、自分の将来を考えることはできないと思います。
しかし、子どもたちはキラキラした瞳で、希望ある明るい未来を私たちに伝えてくれます。

この子どもたちにとって、DAREDEMO HEROが希望の光となり、明るい未来に導けるよう、子どもたちの支援を続けていきます。