第28回の今回はHERO’S HOUSE1のシェイラについて紹介します。

シェイラは2004年11月22日生まれの高校1年生です。とてもシャイで、なかなか自分の気持ちを表に出しませんが、実は芯が強く、医者になるという夢に向けて日々勉強に励んでいます。

家族のために医者になる!!

シェイラの夢は、医者になって病気の人や家族を助けることです。そんなシェイラ自身も喘息を患っており、発作が出るとご飯も食べられないことがあります。実はシェイラだけではなく、お母さんと3人の弟妹も皆喘息を患っています。

セブは近年の車の増加や、著しい工業の発展により、深刻な大気汚染が問題になっています。そのため子どもの喘息の数が非常に多いです。さらには貧困層では必要な治療や処置ができないため、なんとフィリピンでは100,000人中約20人が喘息で死亡しており、死亡率は世界約200ヶ国中24位にランクインしています。
「喘息で亡くなることはない」と間違った知識を持つ人もいますが、実際にフィリピンの貧困層では、喘息が原因で小さな子どもたちが亡くなることがあります。自分や家族がその危険にさらされ、苦しい思いをしているからこそ、医者になって困っている人と家族を助けたいと強く願っているようです。

シェイラのコンプレックス

シェイラは今年から高校生になりましたが、身体がとても小さく、日本で言えば小学3年生くらいにしか見えません。シェイラの場合、喘息の影響もありますが、DAREDEMO KIDSを見ると全体的に身長の低さを感じます。

フィリピン人は全体的に身長が低く、世界的に見ても最下位層に位置しています。
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<女性の平均身長ランキング>
1位  172cm ボスニア・ヘルツェゴビナ
2位  171cm ディナル・アルプス山脈
3位  169cm デンマーク
   (省略)
57位 158cm 日本、イラン、モンゴル、ウルグアイ、ガンビア・イスラム共和国
   (省略)
78位 151cm フィリピン、ペルー
80位 147cm インドネシア
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その原因のひとつにあげられるのが、栄養の偏りです。特にカルシウムの不足は、食生活を見れば一目瞭然です。特に乳製品は値段が高く、貧困層にはなかなか手の出ない食材です。DAREDEMO HEROでは、少しでも子どもたちの成長にいいものを提供できるように、昼食のメニューには気を配っています。
身長を気にしているシェイラですが、4年前に支援を開始した際に比べて、身長以外にも様々な面で成長を見せています。

 
    <4年前のシェイラ>              <今年4月の卒業式の様子>

痛みや苦しみの分かる医者に・・・

シェイラは貧困の苦しみ、病の苦しみを小さな身体で体感しています。だからこそ、同じように苦しむ人々を助ける素敵な医者になれると思います。大きな夢と志を持って、これからも勉強に励んでほしいと思います。DAREDEMO HEROではがんばるシェイラを応援し続けます。