1年間という長いようで短いインターン生活が先日、終わりを迎えました。この1年間で私が考えたこと、学んだことを紹介させていただきます。

笑顔の大切さ

フィリピンで1年間生活してみて、そして日本に帰ってきてみて感じるのは、フィリピン人は常に笑顔であるということです。道路を歩けば、笑顔であいさつしてくれる人がいます。近くのサリサリ(フィリピン版コンビニ)に行けば、笑顔の店主が出迎えてくれます。いつの間にかそれらのことは当たり前になってしまっていたのですが、日本に帰ってみてふと周りを眺めてみると、なかなかそういう訳ではありませんでした。

 
貧困地区の子どもたちです。カメラを向けただけでこの笑顔です。

HIROさんの講演の中でも、「自分が笑顔でいることで、周りも笑顔になり、それを見た自分がより幸せな気持ちになれる」というお話を伺いましたが、それをフィリピンで実感することができたように思います。自分の気持ちは自分でコントロールすべきだという話も最近よく聞かれますが、それ以上のレベルにおいて「笑顔でいること」は大切なのだと思わされました。だからこそ、自身が笑顔でいることが、平和で幸せな世界を作る第一歩なのだと私は考えるようになりました。ここを大切にこれから進んでいこうと思います。

教えること・教えられること

私は将来、中・高等学校の国語科教員を目指していることもあり、子どもたちに向けての日本語授業が最も楽しみでもあり、自信としていたところです。2016年には小学校での教育実習も終え、教えることに少し自信が出てきた時期でした。しかし、なかなか授業はうまくいきませんでした。その原因の1つは自身の英語力の不足であることは言うまでもありません。

それ以上にこの1年で、子どもたちを「盛り上げる力」が自身には不足していると気づかされました。JUNKOさんや他のインターン生の日本語授業、そしてゲストの皆様にご用意いただいたアクティビティの数々を見せていただくことで、この力の重要性に気づかされました。まだまだこれからこの部分については伸ばしていきたいと思います。

また、子どもたちの吸収の速さには驚かされるばかりでした。私が授業づくりの中で大切にしていたのは、日本語の語彙数を増やすことです。年間で相当数の語彙を授業内で取り扱いましたが、特に夏休み期間に集中的に取り扱ったものに関しては、子どもたちは驚異の吸収力でした。やる気がここまで高い効果を上げるのかと、想像以上の結果に驚きました。

 
HERO’S HOUSE1と2で同様の国名の授業を行った際のものです。真剣な表情や学びを楽しんでいる表情をたくさん見られました。

しかし、単純に語彙と英訳だけを示しても、定着に時間がかかり、効率的な指導ではありませんでした。語学において、単語の暗記は切っても切り離せないものだと私は考えています。日本語で日本語を教える国語科においても、どのようにすれば子どもたちに定着するのかということは、これから考えていくべきことです。それ以外にもどのようなことに興味があるかを考え、そのうえでどのような展開が興味を持続させるために必要なのかということ考えることが、少しずつ1年間の授業を通してできるようになってきたのではないかと感じています。

今回、子どもたちに日本語を教えた経験は今後の教員人生で必ずや大きな意味を持ってくると考えています。私が教えられたものはわずかかもしれませんが、子どもたちにとっても何かの形でこの1年の日本語の授業で行ったことが残ってくれれば幸いです。これらの学びを与えてくれた子どもたちには感謝の気持ちでいっぱいです。

たくさんの皆様との出会い

1年間でたくさんの方々とお会いさせていただきました。日本にいてはお会いできないような方々ともお会いさせていただき、様々な知見を広げさせていただきました。スタディーツアーでお越しいただきました方々のアクティビティを見学させていただくことで、団体・学校ごとの特色なども見せていただき、非常に貴重な経験となりました。

また、日ごろからお世話になったHIROさん、JUNKOさん、フィリピン人スタッフ陣、他のインターン生などからも様々な話を伺い、新たな見方・考え方をいただきました。それぞれの出自、経歴、経験のすべてが異なる方々ばかりでしたので、とても面白い話を様々聞かせていただきました。

さらに、11月に行われました日本への研修旅行にはクラウドファンディングの起案者という形で関わらせていただきました。様々なご意見・ご感想をいただき、非常にうれしく、また勉強になりました。このクラウドファンディングを通して、人に熱意を伝える難しさ、広告・集客の効果的な方法、スケジューリングの大切さなどなど私自身にとっても素晴らしい経験をさせていただきました。ご指導・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

今後に向けて・・・

この1年間で学んだことが、これからの自分の将来に結びつくよう、自己研鑽を進めていきたいと思います。1年間、本当にお世話になりました!また、北海道支部長を仰せつかりましたので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

早速、北海道支部では「ありがとうブック」での支援(詳細はこちら)の本の第1次取りまとめを、2月25日から3月15日までの期間でスタートしました!こちらもぜひご協力いただけますと幸いです。

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