2018年3月29日。フィリピン最古の教会であるサントニーニョ教会へ行ってみると、なんとどこにもキリスト像がいません!!!

現在フィリピンはHOLY WEEK

現在、フィリピンはHOLY WEEKの真っ只中。このHOLY WEEKはキリストが金曜日に処刑され日曜日に復活するという聖書のお話に基づいて1週間に渡って行われる宗教行事です。(詳しくはこちら。)

つまり、この期間中はキリストが存在しないという認識になります。神様がいないのでそのご加護がこの期間は受けられません。そのため外出は危険だということでみんな家の中にいることが多く、いつもは賑やかな街中もとても静かです。ラッシュ時は渋滞がひどい道路でさえ、この期間中はあまり車が通りません。

教会からも姿を消した神様

上記のような理由のため、キリストを祀る教会でもその姿は見られなくなります。フィリピン最古の教会、サントニーニョ教会でも、全てのキリスト像が紫の布で隠されていました。


普段の様子と、HOLY WEEK期間中の様子。キリスト像はもちろん、キリストの子ども時代の像であるサントニーニョも全て姿が見えないようになっていました。

神様がいないから教会に来る人もいないのでは?と思うのですが、この日も参拝者はたくさんいました。この日はお祈りをするというよりも、キリストが処刑されたことを悲しむ敬虔な信者の姿がみられます。教会内の雰囲気も何かいつもとどこか違うように感じました。

教会の外の様子

教会の周りでは「パラスパス」と言われるヤシの葉を編んでできたお守りが売られています。家に持ち帰って壁に飾り、1年後に奉納してその灰を次の年のAsh Wendnesday(HOLY WEEK中の行事の一つ)の際に使用します。


教会周辺の路面店で売られているパラスパス

キリスト教の大事な行事、HOLY WEEK

あまり日本では馴染みのないHOLY WEEKですが、ここセブでは特に、街中の雰囲気がすっかり変わってしまうほどとても大きな行事です。元旦でも営業している大型のショピングモールですらこの期間中はクローズしていたり営業時間が短縮されていたりするのであまり観光には向かない時期ではあるかもしれませんが、いつもとは一味違うセブを体験できる、興味深い時期です。