フィリピンには「ダマ」というボードゲームがあります。「ダマ」とは一体どんなゲームなのでしょうか。

ダマとは?

「ダマ(DAMA)」はフィリピンで大人気のボードゲームのことです。ボードはチェスと同じの縦8マス、横8マスで12個のコマを使います。順番に自分のコマを1つ選び、移動か攻撃を選びます。コマを移動させていき相手のコマを飛び越えたら、それが自分のものになります。相手のコマを全部取ったら、もしくは相手がコマを1つも動かすことのできない状態にしたら勝ちです。ルールが簡単なので、幅広い年齢の人々に親しまれているゲームです。

街の中で・・・

街を散歩していると、よくたくさんの大人が集まっているのを見かけます。何をしているのかのぞいてみると、たいていビンゴかトランプかダマをやっています。ダマのボードは紙にマスを書いて、コマはペットボトルのキャップやビンのふたで代用できるので、いつでもどこでも簡単に始めることができます。
フィリピン人はビンゴやトランプ、ボードゲームが大好きです。ただゲームを楽しんでいるだけではなく、勝ち負けの「賭け」をしているのです。特に貧困層の大人たちは、結婚式やお葬式などのイベントで賭け事をするのが一般的です。時間と場所さえあれば、ゲームで賭けをして過ごしています。


この日はビンゴをやっていました

学校でも!?

「ダマ」は学校の数学や理科の授業でも良く使われることがあるそうです。「Damath」「Sci-Dama」と呼ばれ、ボードのマス目に数字と計算記号が入っていて、ゲーム感覚で楽しく計算を覚えてもらうことが目的です。学校では「Damath」「Sci-Dama」のコンテストが開催されるくらいポピュラーです。普通のダマでは自分が得たコマの数で勝敗が決まりますが、学校で使われる教育用のダマでは、コマの数を足したり引いたりした数で勝敗が決まります。


スタッフが「Damath」を手作りしました!

まとめ

日本では聞くことのない「ダマ」というゲームですが、簡単に誰でも遊ぶことができます。
簡単だからこそ、子どもたちがゲーム感覚で勉強することができるツールになります。子どもたちが楽しく学ぶことのできるように、フィリピンの学校教育においての工夫を今回は知ることができました。