大きな災害があると、世界中からたくさんの支援物資が集まります。それらを一番いい形で、必要とする人に届けることは簡単なことではありません。

台風ヨランダの支援物資が焼却処分!?

5年前にセブから近いレイテ島で超大型台風ヨランダが猛威を振るい、6,000人以上の尊い命が奪われました。DAREDEMO HEROでは当時現地に入り、様々な直接支援活動を行いました。被災者の生の声を聞き、必要な物資を直接被災者に届けることができました。


レイテ島での支援活動の様子。1,000人を対象に物資を支給しました。

当時この惨劇は世界中に報道され、たくさんの支援物資がセブやレイテ島に集まりました。しかし、それらの物資の中には被災地に届くことなく、倉庫に眠り続けていたものがありました。それらが先日行政によって焼却処分されました。

 
地元紙SUNSTARでも報道されました。

NAGA土砂崩れ被害

9月20日、セブから車で2時間弱離れたNAGAという場所で、大規模な土砂崩れが起こり約80人の犠牲者が出ました。発災から20日以上たちますが、いまだに行方不明となっている方もいます。

被災地ではいまだに1,500人以上の人々が、家に戻ることができずに避難所での不自由な生活を強いられています。
現在避難所近くの役場では「支援物資の受付」「仕分けボランティアの受付」を設けています。NAGAの土砂崩れも大きな災害だったため、現在たくさんの物資が被災地に運ばれています。そこで問題になってくるのが、仕分け作業と物資の偏りです。

 

現在、現地では古着の受付は一時的にストップしています。これは、どこの被災地でも起こる現象ですが、基本的に緊急支援として古着が必要とされるのは発災から5日程度です。
その後必要になってくるのが、日々の食事と石鹸や歯ブラシなどの日常衛生備品です。そして最終的に自宅の再建に必要な建築資材や家財道具が必要になっていきます。


10月11日地元紙SUNSTARの記事

今回焼却処分された、ヨランダの支援物資の中には、現在NAGAの避難所で必要とされていたものもありました。しかしながら、物資に対する必要な税金が支払われていないこと、さらに中には使用期限の切れているものもあるということで、仕分けされることもなく焼却処分されてしまいました。

DAREDEMO HEROの災害支援

DAREDEMO HEROは災害支援のプロではありません。しかしながら、ご支援者様と支援を必要としている人々をつなぐプロだと思っています。

ご支援金、支援物資にはご支援者様の温かいお気持ちが託されています。それらを一番いい形で被災者に届ける方法を常に模索して、支援活動を行っています。特にフィリピンの場合は、緊急支援と貧困支援の線引きを明確にしていく必要があります。

さらに、下記の5つを常に見定めて活動する必要があります。
①支援対象
②支援方法・配布方法
③支援内容
④支援のタイミング
⑤支援のゴール設定

これらを念頭に置いて活動しているからこそ、DAREDEMO HEROの災害支援では、確実に必要としている人に、必要としているものを、必要としているタイミングで届けることができます。

そして、何よりもそれらの活動を支えてくれる多くのご支援者様がいつからこそ、このような活動を行うことができています。

今回NAGAの視察を通じて、報道の力を改めて感じさせられました。セブにはこのように人々の注目を集めることのない、災害が頻繁に起こります。DAREDEMO HEROではそういった支援の届きづらい被災地にも目を向け、本当に支援を必要としている人々に、必要な支援を届けていきたいと思います。


大規模火災地区での支援活動の様子