今年のサマークラスでは、子どもたちの身体と心の健康のために、YOGAレッスンを課外授業として行っています。

これまでの課外授業

通常貧困層の子どもたちは、2か月間もの長い夏休み期間中、ほとんど勉強もせずに遊んですごしてしまいます。貧困層の子どもたちにとって、それが当たり前であり、周囲の子どもたちもみんなそうして、夏休みを過ごしています。
だからこそ、DAREDEMO HEROでは、この期間は子どもたちが成長できる貴重な時期と考えています。英語・数学・日本語はもちろんのこと、この期間に普段経験できないことをどんどん経験して、子どもたちにより一層成長してほしいと願っています。


一昨年前はアート教室を開催しました

チャリティーYOGAクラス

先日、セブで活躍するYOGAインストラクターのAJさんが、自身の行うチャリティーイベントで集めたご寄付を、ぜひイナヤワン地区火災被災者に使ってほしいと、お申し出いただきました。

▶イナヤワン火災地区支援についてはこちらをご覧ください「被災者の一人一人の自立のために!」

早速、フィリピン人ボランティアさんと被災地での支援活動を行い、その際AJさんより、ぜひDAREDMO KIDSにもYOGAを教えたいとの、うれしいご提案を頂きました。

AJさんは、フィリピン最高峰のフィリピン大学を卒業後、YOGAのすばらしさに目覚め、現在はセブの富裕層を中心にYOGAクラスを行っています。子どもたちの普段の生活では、なかなか接する機会のない人々と交流することは、子どもたちの視野を広めるためにはとても大切なことです。

なぜ子どもたちにYOGA?

日本ではダイエットや美容のためにYOGAをする人が多いかと思います。そんなYOGAがDAREDEMO KIDSに必要なのか?と思われる方もいるかと思います。しかし、YOGAの効果はダイエットや美容だけではありません。DAREDEMO KIDSに必要な様々な効果があります。

ストレス解消・精神安定

DAREDEMO KIDSの多くが家庭に深刻な問題を抱えており、日々ストレスにさらされています。しかし、周囲に心配をかけないように、明るくふるまっていることがあります。特にシニアハイスクールの子どもたちは、これまでと全く違う環境の中で、ハードな学習カリキュラムをこなしています。

▶シニアハイスクールの現状はこちらをご覧ください「フィリピンの教育問題とDAREDEMO HEROの支援」

同じ私立学校で学ぶ友達は、その日の食事や交通費の心配をする必要がなく、放課後にはカフェでおしゃべりなどを楽しんでいる中、自分たちは夕飯の心配や、宿題にかかるお金の心配を常にしながら、勉強をしなければなりません。
悩みやストレスをどうしても、内側に隠してしまう子どもたちにとって、ストレス解消法を身に着けることは非常に重要なことです。

集中力向上

フィリピンには「静寂」「沈黙」という時間があまりありません。周囲には大音量の音楽が流れていて、人々は常におしゃべりをしたり、歌を歌ったりと、とても賑やかです。
そのためか、小さな子どもたちは授業中であっても、落ち着いて席に座っていることがなかなかできません。少しでもチャンスがあれば、隣のことおしゃべりを始めてしまったり、席を立ってどこかに行こうとすることも珍しくありません。

そんな子どもたちには、気持ちの切り替えと集中力が必要です。そのため、これまでにも授業開始前に瞑想の時間を設けたりと、試行錯誤を重ねてきました。YOGAはまさに集中力を高めるためには最適です。

姿勢の矯正

子どもたちの家には、勉強机やいすはありません。そのため家で勉強をするときには床に寝そべって勉強する子どもたちが多く、そのためかDAREDEMO KIDSの中にも姿勢の悪い子どももいます。また、食事の際にも床で食事をすることが多いため、猫背で食べる子どももいます。
姿勢は、口で注意をしてもなかなか治るものではありません。YOGAのポーズで体幹を鍛えることにより、子どもたちの姿勢の矯正も期待できます。

たくさんの経験を子どもたちに!

貧困層の子どもたちは、貧困がゆえに日々様々なものをあきらめなければなりません。動物園や遊園地、海やプール、音楽鑑賞やスポーツ観戦、旅行や食事。日本人であれば、当たり前のように経験できるが、貧困層の子どもたちにとっては、一生叶うことのない夢であることもあります。
そんな子どもたちに、一つでも多くの経験を提供し、より広い視野を持ってもらいたいと思っています。今後も、皆様のご協力のもと、子どもたちの可能性を伸ばしていきます。