今回はHERO’S HOUSE1の新奨学生アイリッシュについてご紹介します!

アイリッシュは2010年4月6日生まれの小学5年生です。いつもニコニコ素敵な笑顔で友達やスタッフに接しています。趣味は読書で、絵を描くことが得意です!

アイリッシュの家

アイリッシュは集合住宅(一軒家を数世帯でシェア)に住んでおり、居住スペースは2畳ほどしかありません。その狭いスペースに母と弟と妹の4人で生活しています。
アイリッシュの実父はすでに他界しています。お母さんは支援開始当初、ローカルスーパーマーケットで働いていました。アイリッシュの家は学校から遠いため、アイリッシュはお母さんがスーパーで働いてる間、仕事が終わるまでずっとスーパーの中で待っていました。しかし、スーパーの中は大音量で音楽がなるなど、勉強に適した場所ではありませんでした。また、様々な人が行き来するスーパーでずっと待っているのは安全面においても心配であったため、当団体でアイリッシュを支援することを決めました。


家の様子

お家ではどんな子?

今回はお母さんにアイリッシュの家での様子を聞いてみました!
家では弟と妹の面倒をよく見ていて、2人に勉強を教えているそうです。また、洗い物をしたり部屋の掃除をしたりなど、家の手伝いもしています。


アイリッシュとお母さん

将来の夢

アイリッシュの将来の夢は英語の先生です。英語で様々なことを学ぶのが好きだと語ってくれました。
実は、支援開始当初は英語があまり得意ではありませんでした。しかし支援開始後、学校での勉強をより一層頑張るようになり、さらに毎日HERO’S HOUSEで勉強をしたことで英語の成績がみるみる上がっています!

今年の目標

そんなアイリッシュの今年の目標は苦手な数学を頑張って、M-TAPという数学の大会に出場することです。この大会に出場すると、学校の成績が上がります。しかし、出場するためには250ペソ(約500円)の参加費を払わなくてはいけません。
M-TAP以外にも参加によって学校の成績が上がる大会やイベントがフィリピンには多くあります。それは富裕層の通う私立の学校に限った話ではなく、貧困層の子たちが通う公立の学校にもあります。貧困家庭の子どもたちは、これらの大会やイベントに参加すること自体が経済的に難しいため、当団体ではこれらの参加費も負担しています
このようにフィリピンにはお金があれば成績が上がるシステムがあり、貧困層にとっては非常に不利です。また、それが格差を現存させる要因の一つとなっています。アイリッシュも自分の家計が苦しく、自分たちで参加費を賄うことは困難であることを理解しています。

このシステムの問題点を理解している彼女が将来、格差を生み出すこのようなシステムを根本から変えるリーダーとなることを期待します!