感染予防のために交通規制がかけられているセブ市で、移動手段に「ニューノーマル化」が起きています。

セブ市で実施されている交通規制についてはこちらをご覧ください。
新たな交通規制~新型コロナウィルス感染症への対策~

〇〇が交通手段の主流に?

セブ市では、現在も多くの場所でチェックポイント(検閲場所)が設けられています。ナンバープレートで走行可能な曜日が決められており、人々は移動手段がかなり制限されています。それにも関わらず、チェックポイント前では頻繁に渋滞が発生しています。

このような現状の中、フィリピン人がある乗り物を使って移動している姿をよく見かけるようになりました。それは自転車電動スクーターです。ECQ下のセブでは、現在庶民の足であるハバルハバル(バイクタクシー)、ジプニー(乗合バス)、タクシーが運行されていません。そのため、自家用車がない人々は、移動ができない状態です。

そのため、出勤や買い物をする為に、自転車や電動スクーターを使用することは交通省が許可しています。
(参照元はこちら

フィリピンは今、この二つの乗り物が流行しており、マニラでは自転車、電動スクーター専用の道が設けられている場所もあります。
そして、大統領はこの自転車専用レーンを設けることをフィリピン全土に求めています。(参照元はこちら
ハバルハバル(バイクタクシー)、ジプニー(乗合バス)などがメインの交通手段であったフィリピンでは大きな変化です。

2つの乗り物が流行している理由

現在、フィリピンで実施されている新型コロナウィルス感染症の対策は大きく分けて3つあります。

➀Enhanced Community Quarantine(ECQ)
➁Modified Enhanced Community Quarantine(MECQ)
➂General Community Quarantine(GCQ)

この三つが現在フィリピンで行われている新型コロナウィルス感染症に対する措置です。そして現在、フィリピン政府はGCQより規制が緩和されるMGCQの規則を定めている段階です。この1つ1つの措置の中に、交通ルール、外出ルールなどがそれぞれ定められています。

交通制限のルールはECQ、MECQともジプニーの使用は禁止になっており、GCQでは店員の50%までが乗る事を許されるようになります。未だにECQに指定されているマニラ、セブ市などではいつからジプニーを使えるか分からない状況なのです。
また、バイクは運転手の後ろに人を乗せることが許可されていないため、ハバルハバルは使用できなくなっています。

そんな中、自転車と電動スクーターはECQ下であっても使用が可能で、車やバイクのようにナンバープレートがないため、交通規制の対象外です。また、電動スクーターは免許の取得が必要ありません。
自分の出かけたいタイミングで出かけることができる為、様々な場所で見かける機会が多くなりました。電動スクーターは貧困同にとっては高額なため、使っている姿をあまり見かけないですが、自転車は中古の安いものであれば500ペソ(約1,100円)で購入することができるため、多くのフィリピン人が使用しています。

このようにフィリピンの伝統的な文化が変化しつつあります。フィリピン人は短い距離でも歩くことを嫌い、ジプニーなどを使用していました。そのため、慢性的な運動不足と、肥満が大きな問題とされていました。
そこにきて、自転車移動という「ニューノーマル」は人々の生活を変化させ、運動不足と肥満の解消につながることが期待されます。

今後、ECQが解除され、MECQ、GCQに移行していきます。その都度、新しい規則や政策が導入され、フィリピン人は日々変化する報道に混乱しています。その中でも、フィリピン人はたくましく自分たちの生きる道を見つけ出しているように思います。


中には馬で移動する人々も出てきており、話題になっています。