DAREDEMO HEROでは、昨年末に発生したスーパー台風により、壊滅的な被害を受けた零細農家の支援を行っています。

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収穫再開!

台風発災後、作物だけでなく自分たちの住む家屋も壊滅的な被害を受けた零細農家は、まさに途方に暮れていました。
2年間にわたる新型コロナウイルス感染症によるロックダウンや規制強化に伴い、物流や需要、価格が不安定な状態が続いたうえでの、様に「最後のとどめ」のように起こってしまったこの台風に、彼らが自分たちの力だけで立ち向かうことはできませんでした。

そんな中、日本から多くの温かいご支援をいただき、いち早く零細農家の支援をスタートすることができました。

お陰様で、発災から3か月が過ぎた今、私たちの支援によって徐々に野菜の収穫が再開しています!


貧困層同士での助け合い

当プロジェクトでは、零細農家に農業再建に必要な種と肥料を提供する代わりに、初めの収穫の10%を当団体に還元することを義務付けています。最近では定例会のために支援地区に行くたびに、たくさんの野菜を頂きます。

この野菜はどこに行くのか?

この野菜は、全て当団体の他の支援地区に運ばれます。ただし、農家の皆さんが一生懸命作った野菜を無料で配布するわけではありません。先日は、支援地区の一つであるカレタ墓地で野菜とキャンドルの交換会を行いました。
カレタ墓地では、墓参者に販売するためのキャンドルづくりが盛んです。墓地で作られたキャンドルと野菜を交換し、キャンドルは農家の人々に還元します。


墓地でのキャンドルづくりの様子

台風後、電気の供給が安定しておらず、断続的に停電が続く山岳地区で、キャンドルはとても重宝します。


野菜とキャンドルの交換会

循環支援の架け橋づくり

DAREDEMO HEROの支援する地区は、セブでも最貧困地区と言われる場所です。しかし、そんな場所にも必ず「他にない資産」があるはずです。それらがうまく循環し、貧困層が地域を超えて支えあい、高めあえる機会を提供したいと思っています。

支援地区の一つであるゴミ山には、セブ中の残飯が集まってきます。今後、それらを有機肥料に加工し、農家の野菜と交換するプロジェクトも構想中です。
現在、石油の高騰に伴い、肥料の価格も上がっています。それに伴い野菜の価格も高騰していますが、かといって農家の収入が増えているわけではありません。物流コストが上がったことで、むしろ農家からの買い取り価格は下がっています。

様々な社会問題のしわ寄せが、貧困層に降りかかってしまうシステムがフィリピンには存在します。

2022年度は、これまでバラバラに支援を行ってきた最貧困地区をつなげ、それぞれが持てるものを出し合い、貧困から脱出するための足掛かりを作れるよう、活動を行っていきます。