DAREDEMO HEROでは、貧困層の子どもたちの口腔衛生改善を目指して、様々な活動を行っています。

▶これまでの活動はこちらをご覧ください。

ボロボロの歯

このプロジェクトでは、1年間かけてラーニングセンターの子どもたち50名に、歯磨きの大切さを伝え、同時に必要な治療を行っていきます。

プロジェクトをスタートさせるにあたり、まずは全員の歯科検診を行いました。すると、想像をしていた以上の悲惨な状態でした。ここまで虫歯が悪化するまでには、相当な痛みが伴ったと思います。しかし、貧困層の子どもたちは虫歯が痛くても、治療をすることも痛み止めの薬を飲むこともできません。ただただ、痛みに耐えてこの状況まで悪化させてしまったのかと思うと、胸が苦しくなりました。


歯磨き指導

まず、一番大事なことは歯磨きです!
改めて年長の奨学生や現地の歯科医師から正しい歯磨き方法を教えました。子どもたちはどうしても強く歯を磨きがちで、何度言っても血が出るほど強く磨いてしまいます。これは、時間をかけてしっかりと改善していく必要がある課題です。

子どもたちが歯を磨かないのには、様々な理由があります。歯磨きの大切さをいくら伝えても、歯ブラシがなければ子どもたちは歯磨きができません。実際に、支援している子どもたちの中には、一つの歯ブラシを家族全員で共有しているという子もいました。

このプロジェクトでは、子どもたちに必要な歯ブラシと歯磨き粉を定期的に配布します。

更に、カレンダーとシールを配布し、寝る前に歯を磨いたらシールを張って、一か月毎日磨けたらご褒美をあげます。物をもらえるから歯を磨くというのは、どうなのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、小さいころから当たり前に歯を磨いてきた私たちとは違い、貧困層の子どもたちにとって、歯磨きは新しい習慣です。
楽しみながら生活の一部として定着させていくためには、これらの手法が必要だと感じています。

歯科医師の協力

このプロジェクトは、マンダウエ市歯科医師会の医師が協力をしてくれています。現地でも、これまで様々な口腔衛生向上のための活動が行われてきましたが、コロナ禍ですでに2年以上このような活動は全てキャンセルになってしまっています。
歯科医師会にとっても、今回のこのプロジェクトがコロナ後初の活動とのことです。歯科医師、子どもたち両方の安全を考え、最善の方法でプロジェクトを遂行していきます。

更に今後は、日本の歯科医師の協力を得て、オンライン歯磨き教室を開催していく予定です。


医療コースに通う年長の奨学生がプロジェクトを手伝ってくれています

当プロジェクトは、公益財団法人テルモ生命科学振興財団様の医療貢献活動助成を受けて行っています。