よく見かけるフィリピン人がが背中にマントのようにタオルを入れている光景。これはなんのためなのでしょうか??
背中にマント?
HERO’S HOUSEの子どもたちはよく背中にタオルを挟んでいます。最近の流行りのスタイルか何かなのか・・・?と思って聞いてみたところ、実はこれ、風邪予防の一つなんだそうです。
連日暑い日の続くフィリピンでは、汗を吸収させるためにタオルを背中に挟むのが習慣になっています。襟から出る部分をマントのように折り返せば、タオルが落ちることもありません。
フィリピンでは背中が冷えると風邪をひくと言われています。背中は汗をかきやすく、しかし自分ではなかなか拭き取れない部分です。フィリピンでは外が暑い分、室内が冷房でガンガンに寒いことが多く、汗が冷えて体調を崩してしまうこともしばしば。なのでこういった昔ながらの知恵は風邪予防にはとても役立っています。
他にも色々、体調不良に役立つグッズ
今回はタオル以外にも体調不良予防や体調不良に効く(と言われている?)フィリピン人がよく使うグッズをご紹介したいと思います。
PAU(パウ)
緑のボトルに入っているのは薄茶色のオイル。リップクリームや湿布薬、かゆみ止めなどに使われている樟脳が含まれており、メンソールのようなスーッとした匂いがします。こちらはとても万能で、以下のような様々な用途・方法で使用できます。
- かゆみ止め
- 筋肉痛の緩和
- 匂いを嗅いで乗り物酔い覚まし
- 頭痛緩和
- 腹痛緩和
- マッサージオイルとして
またその他にも気分転換をしたい時に匂いを嗅ぐとリラックス効果も期待できます。
INHALER(インヒーラー)
こちらは鼻づまりにお悩みの方にオススメ。リップスティックのようになっていて、キャップを開けて鼻の周りに塗ると鼻がスーッと通ります。
こちらに入っている成分の一つが日本では使用禁止となっているため、残念ながら日本国内では購入不可です。有名ブランドVICSの商品なのでフィリピン以外でも購入可能ですが、フィリピン人使用者が多いことから今回ご紹介しました。
体調不良に負けないために!
比較的暑い国と思われているフィリピンですが、6月からの雨季に入ると少し冷え込み、そのため体調を崩す人も多いようです。またここセブでは乾季の今でも朝晩は気温が下がり少し肌寒さを感じることもあります。また上記したように室内との気温差に体がすぐに対応できずに風邪を引いてしまうことも。
そんなフィリピンの人たちならではの体調不良対策、皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?