DAREDEMO HEROでは、次の5年に向けて「5周年特別組織強化基金」のための寄付を募集しています。
法人設立より5年が経過し、様々な波乱を乗り越えてきました。一方で子どもたちやスタッフの成長を感じています。次の5年、DAREDEMO HEROが大きく成長していくために、基金へのご協力をお願いいたします。
奨学生の数【43名→58名】
職員の数【最小人数時3名→15名】
目次
時間の経過とともに老朽化した設備
ドリーム号(団体車両) ~目標達成~
DAREDEMO HEROの活動に欠かせないのがドリーム号(団体車両)です。子どもたちの移動にも、支援物資の輸送にもドリーム号がなければ、私たちは何もできません。
しかし、今、そのドリーム号に危機が訪れています!既に8年間、毎日大量の物資や子どもたちを乗せて、山道や悪路を走りまわった結果、頻繁に故障するようになってしまいました。初めはエアコンが壊れ、そこは気合でNoエアコンで乗り越えていますが、今はエンジンや時にはブレーキにも不具合が出ています。
急な山道で、もしブレーキが効かなくなったら命に関わる大事故になる危険性もあります。安全に活動を続けるために、ドリーム2号の購入を検討してきましたが、資金面の問題で未だに実現できていません。
ドリーム号目標達成!
皆様のお陰様で、ドリーム号の購入目標金額を達成することができました!皆様のご支援に心より感謝いたします。
事務所 ~目標達成~
HERO’S HOUSEと呼ばれる、DAREDEMO HEROのメインオフィスは、子どもたちの教室、昼食を作るキッチン、インターン生やゲストの宿泊施設、ミーティング等を行うカンファレンスルームにスタッフが事務作業を行う事務所を併設しています。
HERO’S HOUSEはパンデミック期間中に大改装が行われ、子どもたちにとって、より快適で学びやすい環境に変わりました。限られた敷地を子どもたち中心に改装してしまった結果、事務所のスペースが全く足りないという現象が起きています。
さらに、冒頭で触れているように活動規模の拡大に伴い、スタッフの数も年々増加しています。限られたスペースでスタッフがより効率的に作業を行うために、事務所の改装を計画しています。しかし、こちらも資金面の問題で常に後回しになっています。
改装計画
- 事務所外に倉庫を作り、膨大な資料が入ったキャビネットを外に出す(行政の指示によりNGOの書類は紙で保管が必要です)
- スタッフのロッカーを事務所の外に作り、私物はロッカーに保管できるようにする
- 不揃いなテーブルをオープンテーブルにして、外勤スタッフが不在時に内勤スタッフがゆとりをもって作業できるようにする
スタッフのパソコン ~目標達成~
パンデミック期間中、オンライン授業に対応できるように、奨学生全員にパソコンの配布を行いました。その後も高校生以上の奨学生は学校の授業や課題でパソコンが必要なため、ご支援者様からご寄付頂くパソコンは常に奨学生に優先的に配布してきました。
その結果、気付けばスタッフのパソコンがボロボロになっていました。NGOの仕事は現場での仕事のイメージが強いのですが、行政の許認可を取得するためには膨大な書類の作成が常に必要です。また、セミナーなどでも分かりやすい資料を作るためにパソコンは欠かせません。
しかし、今スタッフが使っているパソコンは、とても古いため反応も遅く、中にはモニターとキーボードが外れそうなものもあります。作業効率を上げるためにパソコンの購入は常に考えてきましたが、これもまた資金面の問題で後回しにせざるを得ませんでした。
必要な人材
老朽化ではありませんが、今のDAREDEMO HEROに足りないものは人材です。日本側は設立当時より現在に至るまで、有給常勤スタッフ0の状態で活動を続けています。有給職員の採用は、団体としてあまりにも負担が大きすぎるため、今すぐにでもできることは現地スタッフの強化です。
現在のスタッフは、みんなとても真面目で頑張ってくれていますが、経験やスキルがまだまだ不十分です。問題はそんな彼らをトレーニングできる人材がいないということです。また、現地NGOはフィリピン政府の許認可を得て、現地での資金調達も可能な状態になっていますが、ファンドレイジングのスキルを持ったスタッフもいません。
だったら、雇えばいいのでは?と思われるかもしれませんが、現在フィリピンの人件費は急激に高騰しています。特にソーシャルワーカーなどの専門職は、行政や海外NGOによる採用が急増しており、給料も軒並みアップしています。平均月給が3万円程度のフィリピンで、経験豊富なソーシャルワーカーは20万円程度の給料を払っても採用が難しい状態です。
この状況で、私たちに残された手段は、外部のコンサルタントを期間を決めて契約し、現在のスタッフをトレーニングしていくことです。そのための人件費が今の私たちには払えません。