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日本とは違う!?フィリピンの誕生日

日本とは違う!?フィリピンの誕生日
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今日はフィリピン人スタッフマーニーの誕生日です。それにちなんで、フィリピンの誕生日についてご紹介します!

子どもたちの先生でありお姉さんであるマーニーの24歳の誕生日

お祭り大好きなフィリピン人

フィリピン人は、お祭りやパーティーが大好きです。そのため、誕生日などのお祝い事にはものすごいエネルギーを注ぎます。日本人には信じがたいことですが、家族の誕生日を盛大に開催するために、借金をすることもあります。
普段はのんびりしているフィリピン人でも、パーティーの準備となると突然手際よくてきぱきと仕事をこなしていきます。身近なものを使ってデコレーションをする技術は、フィリピン人が世界一なのではないかと思ってしまいます。

パーティーに欠かせない飾りつけとレチョン(豚の丸焼き)

お祝いされるほうがお金を出す?

日本では、誕生日を迎える人が周囲からお祝いされ、プレゼントをもらったりおいしいものを食べさせてもらえるのが誕生日です。しかし、フィリピンでは誕生日を迎える人が、周囲にごちそうするのが風習です。
フィリピン人の中には、自分の誕生日会を孤児院や貧困地区で行う人もいます。なぜなら、自分が一年間無事に過ごせたことに対する感謝の気持ちを、たくさんの人と共有したいからです。フィリピン人にとって、誕生日は周囲に感謝をする1日なのです。

まるで結婚式!?

フィリピンでは、1歳と7歳、18歳(女)21歳(男)の誕生日は特別なものです。

1歳:無事に育ってくれたことへの感謝

フィリピンではまだまだ乳幼児死亡率が高く、とある調査によると日本の10倍という統計があります。そのため、生まれてきた赤ちゃんが無事に1歳の誕生日を迎えられるということは、非常にありがたいことであり、神様に感謝をしなければいけません。そのため、たくさんの人を招待して、盛大にお祝いします。

7歳:大人への第一歩

90%以上がキリスト教徒であるフィリピンで、7歳はファーストコミュニオンを迎える年齢であり、大人への第一歩を踏み出す年齢です。
▶ファーストコミュニオンについてはこちらをご覧ください「貧困の影響がここにも?カトリックの儀式ファーストコミュニオン 」
現在はあまり7歳の誕生日は盛大に行わなくなっています。

18歳・21歳:日本でいう成人式

フィリピン人が最もお金をかけて盛大にお祝いするのが、女の子の18歳の誕生日「Debut」です。それはまるで結婚式のようで、富裕層は会場を借りて、お色直しまで行います。

富裕層のDebut

たとえ富裕層でなくても、この時ばかりは親が子どものために精一杯準備をし、パーティーを開きます。DAREDEMO HEROスタッフダイアンもDebutでは、しっかりとドレスを着てお祝いをしたそうです。

DAREDEMO KIDS最年長ジュディスのDebutはHERO’S HOUSEで行いました。最貧困で母親のいないジュディスの家では、このようなお祝いをしてくれる人がいません。しかし、Debutは女の子の憧れです。これからもたくさんのDAREDEMO KIDSたちのDebutをお祝いしていきたいと思います。

 

日本とは少し違うフィリピンの誕生日事情。
誕生日は1年間無事に過ごせたことを周囲に感謝する1日
フィリピン人のこの考え方はとっても素敵だと思いました。

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月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。