DAREDEMO HEROでは、個人でのスタディーツアーの受け入れも行っています。今回も、参加者皆さんそれぞれが何かを感じた1週間となったようです!

夏の特別スタディーツアーとは

DAREDEMO HEROでは、スタディーツアーを定期的に開催しています。毎年大好評で、多くのお問い合わせをいただいておりますが、ツアーの質の向上のために毎回10名限定での開催となっております。今回も高校生、大学生10名での開催となりました。

このスタディーツアーの特徴は、与えらたプログラムに参加するだけではない点にあります。参加者自らが、「ボランティアとは何か」「支援とは何か」を考えながらプログラムを進めていきます。一日の終わりには参加者全員とスタッフで振り返りを行い、それぞれが感じたこと、疑問に思ったことなどを共有します。
そのため、ただ「楽しかった」「子どもたちがかわいかった」では1日が終わりません。参加者はそれぞれ悩み、考え、自分たちにできることを見つけて実行していきます。だからこそ、参加者の中でも絆は深まり、充実した時間を過ごすことができます。

参加者の体験談

阿部未瑛
ボランティアのあり方とは・・・

まず、私がこのスタディーツアーを申し込んだ一番の理由はボランティアのあり方を知りたいと思ったからです。私は今年の春に違う団体のボランティア活動に参加しましたが、その一方的な支援に疑問を感じました。そしてその疑問を深め、答えを探すために日本で平和学について学習し、もっとNGOなどの市民社会アクターの立場からこの問題を見てみたいと考えました。その時、高校2年生の時に1日訪問させていただいたDAREDEMO HEROを思い出し、当時お聞きしたお話の中にヒントがあると考え、このスタディーツアーに参加しようと思いました。

私は今回が3回目のフィリピンでしたが今回のフィリピンでの活動は今までの2回とはまったく違うものでした。その中で特に印象に残ったのは、支援というのはもしかしたら支援する側の価値観の押し付けではないか、というものです。私は今まで支援、ボランティア活動とは貧しかったり、困っている人を助けるために行い、その活動を通じて楽しさや笑顔を返してもえるというものだと考えていました。しかしこの1週間様々な活動を行う中で、私は今まで支援する側の視点でしか物事を見ていなかったと気づくことができました。

私は、実際に日本と比べて裕福とは言えない環境にありながら笑顔で暮らしている子供達を見て、ボランティアの意味がわからなくなりました。正直今も完全に整理がついて答えがみつかったわけではありませんが、ボランティアとはお互いの考え、笑顔を共有できる場なのではないかと思いました。決して「支援する側」「支援される側」の2つの面で分けられるのではなく立場や言語に関係なく時間を共有し、考え方、文化、生活を共有し、最終的に笑顔になれるというのがボランティア活動の意味なのではないかと考えました。これが正解か、間違っているか、そもそも答えがあるものなのかまだまだ分かりませんが、この一週間学んだすべてのことを活かしてこれからも考え続けたいと思います。そして自分の成長にもつなげていきたいです。

阿部瑛河
濃くて貴重な1週間

1週間を終えて、まだ体験したこと、感じたことすべて吸収しきれない感じがします。その理由としてたくさんのことがありますが、大きく2つの要因があると自分は考えています。

1つ目は、「1週間」という期間の短さです。この1週間がどれだけ短く、かつ濃く感じられたのか。あっという間に7日間が終わったような気がしますが、一日の全てのイベントが終わった後の感想の共有やトークタイムを自分は貴重な時間と感じ、集中していました。この時間は自分の意見を他人に聞いてもらい、リスポンスなども貰いつつ、他人の意見・気が付いたことを共有できることが何よりも自分のためになったと思っています。そのことだけで、このツアーを10人分の視点から切り込むことができたり、自分とは違った感覚に疑問を抱けたりすることで、何かまた自分で新しいものを見つけられる可能性を生み出せるからです。

2つ目は「実際に感じた衝撃」です。これは必ず感じるもので覚悟もしていました。しかし、セブに来て、活動をしている間も、色々な感情が入り混じったような感覚でした。自分がちっぽけなものに思え、無価値なものではないかと考えるようになりました。「でもここで立ち止まっては駄目だ」と周りの環境が教えてくれていたようにも感じました。貧困地区の子ども達が笑顔で振まってくれて、現地スタッフも含む、同じ志を持った年上の先輩が場を和ませてくれたりして、そこから自分も笑顔になってこの状況を見つめ直そうと思えるようになりました。考えがまとまらない状況ですがこのツアーが終わったといってこの問題を終わらせようとは考えてはいません。日本に帰ってからも自分なりの答えを見つけられるよう努力したいです。ありがとうございました。

片桐奈々花
私がフィリピンの人から学んだこと

私が最初に思っていた貧困地区の人達は、みんな笑顔がなく、人が来たら、お金をくれるよう頼んだり、物をもらったりする人たちだと思っていました。ですが、実際に貧困地区に行ったら、自分が思っていたのとまったく違って驚きました。貧困地区の人達は明るく、とても笑顔でだれにでも仲良く楽しそうに接してくれました。なんでこんなにゴミがあったり、家がぼろぼろだったりするのに幸せそうにできるんだろうと思いました。小さなことで落ち込んだりする私には考えられませんでした。
でもみんなと遊んでいくうちに自然に笑顔になったり、自分が今まで悩んでいた悩みはとても小さいことだったんだなと気づきました。フィリピンの人から、どんな相手でもどんな状況でも笑顔で、明るく過ごしていたら周りも自分も幸せになれることを学びました。

また、貧困地区の子ども達はみんな「自分たちは幸せ」というのに、私達が支援する必要があるのか考えてしまいました。しかし、子供達は私達との交流をとても楽しんでくれ、日常よりもさらに幸せを感じてくれたようです。そこで私は、ボランティアはこういうことかと自分なりに理解しました。フィリピンのセブだけではなく、いろいろな国の貧困地区に行ってみて、いろいろな人と交流したいと思いました。もっともっとボランティアのことについて考えられることはたくさんあり、学ぶこともたくさんあるので、もっと勉強したいと思いました

夏の特別スタディーツアーを終えて・・・

DAREDEMO HEROのスタディーツアーは「自分たちで考えること」をとても大切にしています。1日1日、参加者の方々は多くのことを感じ、悩みながらも自分たちの活動の意味を見出していきます。仲間と一緒に活動の目的や「伝えたいこと」を共有し、一生懸命に全力で取り組んだ1週間はかけがえのない時間です。そして、ここでの仲間との出愛も唯一無二のものです。

参加者の皆様、ありがとうございました!!