フィリピンでは現在、新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、多くの政策が実施されています。今回は新たに導入された交通規制をお伝えします。

交通量が急増!?

子どもたちが生活しているセブ市では、聖週間(ホーリーウィーク)を終えた翌日から交通量が急激に増加したと報じられました。
*ホーリーウィークの詳細についてはこちらをご覧ください。
Holy week(聖週間)とは?

聖週間(ホーリーウィーク)は、信仰心の強いフィリピン人にとって、非常に重要なイベントです。しかし、今年は新型コロナウィルス感染症の事態を受け、教会に行くこともパレードに参加することもできませんでした。
そもそもEaster Sundayまでは、厳かに儀式が執り行われますが、キリストの復活を祝うEaster Sundayは、ビーチに行ったり親戚みんなで集まってご飯を食べたりと、盛大にお祝いする習慣があります。

これまで外出できなかったストレス、Easter Sundayというイベントが相まって、コロナに対する危機感も薄れてしまったのかもしれません。

しかし、人々の不必要な外出を続ければ、感染拡大に繋がります。また、配給物資や医療従事者、警官の車もスムーズに移動できなくなりました。そのため、セブ市では新たな交通規制を発表しました。

ナンバープレートで分ける!?

交通量が急激に増加したことにより、チェックポイント(検問所)でも渋滞が発生していました。

そこでセブ市では「車のナンバープレートの末尾の数字で、交通できる車両を制限する」と発表しました。

これにより、急増していた車の数も減り、現在は渋滞もほとんど発生しなくなりました。


末尾の数字が奇数か偶数かで曜日ごとに交通できる日を決めました。

しかし、DAREDEMO HEROはこの規制の対象外です。当団体は配給物資を届けるため、バランガイ(最小自治区)から特別な許可証を受け取っています。その許可証を所持していれば、私たちはいつでも、物資を届けることができます。

名前で分ける!?

新型コロナウィルス感染症の拡大を防ぐため、様々な交通規制をかけていたセブ市ですが、1つの場所では依然と人が大勢集まっていました。

それは「カルボンマーケット」と呼ばれる場所です。ここは島中の新鮮な野菜や魚、肉が集まるセブ最大のマーケットです。ここに大勢の人が集まっていた理由は聖週間で食べるある食べものが原因でした。

「Binignit」この食べ物は聖週間(ホーリーウィーク)の間に食べる物とされていて、フィリピンでは伝統的な食べ物です。この材料を買うために多くの人が「カルボンマーケット」に集まってしまったのです。
そこでセブ市では今後、このような状況になるのを避けるため政策を発表しました。


写真の右下に写っている食べ物が「Binignit」です。

それは「苗字」の最初に来るアルファベットでマーケットに入る事ができる曜日を分けるという物でした。

そして、食料を運ぶ輸送車、医療従事者に届けるための車など緊急性の高い車両のみが、マーケット内に入れるようになりました。この政策により「カルボンマーケット」に人は集まらなくなりました。

また、当団体はバランガイ(最小自治区)から特別な許可証を持っているため、中に入り配給物資を購入することができます。


この写真は新たな交通規制が導入される前の写真です。

迅速な対応

ロックダウン後も、次々に政策を発表するセブ市。現状の人々の様子を確認し、それに適した政策を発表するまでの流れが非常にスピーディーです。

「カルボンマーケット」はいつ行っても人で溢れ、活気がある場所でしたが、今は残念ながら閑散としています。しかし、今はとにかくこれ以上の感染者が拡大されないことが大事です。

新たな政策が発表されれば、またお伝えします。


新たな交通規制が導入されてからの写真です。