今回、過去にDAREDEMO HEROでインターンをされたことのある方に、当団体でのインターンを通して自分自身で変化したところ、ここでの経験が現在どのように役立っているかなどをインタビューしました!当団体のインターンに興味のある人や、何か新しいことに挑戦したいと思っている人の参考になれば幸いです。(※「インターン中の生活」に書いてあることは当時の活動内容であり、一部現在の活動内容と異なる部分があります。)
インターンをしていた時期・期間
2016年9月〜2017年1月までの4ヶ月と2019年4月〜2020年1月までの10ヶ月で、2回インターンをしました。1回目は大学4年生になるタイミングで1年休学し、半年間のカナダ留学の後、当団体でインターンをしました。2回目のインターンでは、大学院で1年間学んだことを意識しつつ、また修士論文のテーマであるゴミ山の調査もしながら活動をしました。学部時代は文学・コミュニケーションを専攻していましたが、インターンを通して国際協力に興味を持ち、大学院では開発人類学を専攻しました。
インターンの動機
2015年にDAREDEMO HEROの1週間のスタディーツアーに参加したことをきっかけでした。ツアー参加者ではなく団体の一員として活動したい、DAREDEMO HEROの活動をもっと深く知りたいと思いインターンをすることに決めました。奨学生の住んでいる地域やイナヤワン、カレタ墓地に最初に訪れた時は、劣悪な住環境に衝撃を受けました。その時に感じた『なぜ住民の方々はここに住んでいるのか/住まなければならないのか』や『どうすればここの住民の方々の生活をより良くすることができるのか』といった疑問がその後大学院で国際協力を学ぶきっかけになり、修士論文の内容につながっていると思います。
インターン後の進路
2018年 大学卒業
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2021年 大学院卒業
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2021年〜2023年 NPO法人
インターン期間中の生活
主に、スタディーツアーの実施や週末の日本語授業、ブログ作成などをしていました。
週末の日本語授業の様子
印象に残っていること
大学院1年生のころは、授業や本を通して、貧困についてや活動を行う際に注意すべきことなどを学びました。
日本で勉強している時は、それらのことを知識として頭に入れているだけでなかなか実感がわいていませんでした。しかし、このインターンの期間、様々な貧困地区で活動を行ったり、住民の方からお話を聞いたりしたことで、より深い理解を得られたと思います。
また、実際の活動やインタビューでは、本に書かれていないこともたくさん学ぶことができました。
本やインターネットから知識を得ることはもちろん重要です。ただ、国際協力については、現場を見ることで得られることが多くあります。実際に現場に行き、住民の方々と話をすることの重要さを実感しました。支援している人のすぐそばで、実際に支援者の声を聞きながら、ニーズを利かせて活動することができました。
AYUMIさんが行ったスカベンジャーの仕事現場の見学
インターンの経験で今に活きていること
NPO法人での仕事は在宅勤務でしたが、現場経験があったからこそ、NPOでの南米へ支援活動をする際に実際の状況をイメージすることができました。
最後に
今年3月に仕事を辞め、現在は次のキャリアを考えている途中とのことですが、今後も何かしらの形で国際協力に携わり続けたいと言っていました。大学時代の休学の理由としては「これから就活が始まるのに、やりたいことが明確でなかったこと」、そして「1年間日本から出て色々な経験をしたかったこと」で、正直、少し曖昧な理由だと感じていたそうです。大学では国際協力と異なる分野を学んでいましたが、あることをきっかけに以前まで想像もしていなかったであろう人生を歩んでいます。私もAYUMIさんのように少しでも興味を持ったことに対してすぐ行動に移せるようになりたいです。
AYUMIさん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
シヌログでの写真 他のインターン生と
奨学生のみんなと