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オリジナルスタディーツアー(武蔵野大学)

オリジナルスタディーツアー(武蔵野大学)
公開日:

武蔵野大学の学生さんにご参加いただき、オリジナルのスタディーツアーを開催しました!

自分たちで計画して作り上げるスタディーツアー

DAREDEMO HEROでは団体や企業のニーズに合わせ、参加者自らが計画を立てて実行するオリジナルスタディーツアーを実施しています!!

今回は武蔵野大学の学生さんと、オリジナルのスタディーツアーを作り上げ、開催させていただきました。学生自らがやりたいことを提案し、1日目に奨学生が住む地域での聞き取り、2日目に奨学生の通うが公立学校訪問、3日目にバランガイ役所訪問を行いました。

また、聞き取りを行う前に、オリエンテーション を行い、DAREDEMO HEROのミッション・ビジョンを共有します。

事前会議

それぞれの日程は、「事前会議、質問まとめ」→「訪問、インタビュー」→「奨学生とのディスカッション」の順で進められます。まずは訪問地へと出向く前に話し合いの時間を設け、質問の整理によって、相手に敬意を払ったインタビューにできているか、自分たちが追求したいことは何かを確認します。

現地訪問

話がまとまるといよいよ現地訪問です。三日間を通して、Luz地域の住民、学校、自治体、三者の視点からフィリピンの教育についての話を伺いました。

1日目に訪問したのは奨学生のお家です。複数の家族で一つしかないトイレや見慣れない家やその近所の様子を見て、現地に来たからこそわかるリアルな生活を肌で感じました。参加者達はパンデミック中に4ヶ月もの間住んでいるエリアから出ることを許されなかった苦しい生活や、その中でのコミュニティのつながり、子どもが学習することへの考えとその現状の聞き取りを行いました。

2日目は公立学校の訪問です。将来いい仕事に就くために大学への進学を希望する生徒は多いです。勉強に対するモチベーションも高いにも関わらず、お金がないことでその夢を諦めざるを得ない子どもが多くいることを聞き、お話の中で参加者達は日本は教育のための設備に恵まれていること、そして設備が十分に揃っていない中でもフィリピンの子ども達が勉強への強い情熱を持っていることを感じさせられました。

最終日はバランガイ役所を訪問してお話を伺いました。1日目と2日目に聞いた地域と学校での話を念頭に置き、自治体でどのようなことが行われているのか聞き取りを行います。地域の改善に成功した事例や、なかなか解決に至らない困難などを聞き、役所職員達が地域のために奮闘する姿を垣間見ました。

毎日の振り返り

各訪問の後には奨学生との話し合いの時間を設け、訪問先での質問の内容や、訪問を経て感じたことをさらに深堀りしていきます。その日の経験をもとに次の日の質問を練り直し、より良いインタビューができるように備えました。

訪問後の話し合いをより充実させるために3日目には奨学生も訪問に参加するよう予定を変更して、さらに有意義な時間を参加者と奨学生で作り上げていきました。住民、学校、自治体の三つの視点から、それぞれのテーマを探求することで、問題をより多角的に捉えることができたようです。どの視点からも共通して言えるのがみんな子ども達の充実した教育と幸せを願っていることで、バランガイ全体で子ども達を見守る温かさを実感しました。

お互いが学び合う場に

DAREDEMO HERO のスタディーツアーは「学び合い」の機会を提供することを目的としています。訪問後に毎日行った話し合いは、奨学生と学生がお互い学び合う場でもありました。

お互いの国の相違点を見つけ、それぞれに感じた疑問を話し合います。3日にわたる活動の中で、お互いがだんだんと打ち解け合い、楽しい雰囲気で思い思いに話し合うことができました。両者にとって今回のスタディーツアーは、相手の国について知るだけでなく、自分たちの国についても再度考える機会になりました。

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。