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DAREDEMO HERO 初!スポーツ大会を開催しました!

DAREDEMO HERO 初!スポーツ大会を開催しました!
公開日: 更新日:

こんにちは!現地インターンのRikuです。

DAREDEMO HEROでは、セブの最貧困地域で暮らす子どもたちに向けて、ラーニングセンターの設置や、優秀な学生への奨学金支援、そして徹底したリーダー教育を行っています。ラーニングセンターに通う子どもたちを「ラーナー」、奨学金を受けている子どもたちを「奨学生」と呼んでいます。

彼らは異なる地域に住んでいるため、普段は直接交流する機会がほとんどありません。

そんな中、奨学生の発案によって、DAREDEMO HERO初となるスポーツ大会を開催することができました!

スポーツ用品の寄付や、食事支援へのご協力をはじめ、長年ご支援くださっている安河内先生・イムランさんにも現地までお越しいただき、イベントにご参加いただきました。皆様の温かいご支援とご協力のおかげで、この素晴らしい一日を実現することができました。心より感謝申し上げます。

フィリピンにはない「運動会」の文化

フィリピンには、日本のような「運動会」の文化はありません。特に貧困・最貧困地域で暮らす子どもたちにとって、仲間と一緒に全力でスポーツに打ち込む機会はとても貴重です。

この日が、彼らにとって一生忘れられない特別な思い出になったのではないかと思います。

応援も選手も、本気のぶつかり合い!

大会中は終始、熱気と歓声に包まれていました!

競技に挑む選手たちはもちろん、応援する仲間たちも全力。ふだんは別々の地域で生活している子どもたちがチームを組み、力を合わせて取り組む姿には胸を打たれました。

奨学生がラーナーの予想以上の運動能力に驚いたり、自由奔放なラーナーをなんとかまとめようと奮闘する奨学生の姿はとても微笑ましく、地域による違いを感じると同時に、その違いを越えてつながろうとする姿勢に心を動かされました。

子どもたちのお弁当事情

今回のイベントでは、子どもたちにお弁当を持参してもらい、奨学生と各地域のラーナーたちが輪になって、みんなで昼食をとりました。

タッパーいっぱいに詰められた白いごはんと、ほんの少しのおかず。
それは、日本人が思い浮かべる「お弁当」とは、まったく異なるものでした。

ある奨学生は、自分の分から少しずつおかずを分けて、隣にいたラーナーにそっと手渡していました。
自分自身も決して多くを持っているわけではないのに、誰かと分け合おうとするその姿に、思わず胸を打たれました。

改めて、「バランスのとれた食事」や「彩り豊かなお弁当」を当たり前のように食べられることのありがたさを実感し、食べ物への感謝の気持ちと、「分け合う」心の豊かさの大切さを考えさせられました。

DAREDEMO HEROでは、子どもたちの健康と成長を支えるために、栄養バランスのとれた食事の無料提供や、保護者向けの栄養改善セミナーを実施しています。
限られた食材や予算の中でも、少しの工夫で子どもたちの体を守ることができる。そんな知識を、支援の輪とともに広げています。

食は、生きる力の源です。
一食の重みを知る子どもたちだからこそ、その一食が「明日への希望」になるよう、これからも支援を続けていきたいと思います。

スタッフの声

DAREDEMO HEROにとって初めての試みでしたが、日本や海外のスポーツを取り入れて、とても楽しいイベントとなりました。

地域の壁を越えて、ラーナーと奨学生が混ざったチームで活動できたことは、彼らにとって貴重な経験だったと思います。

また、「貧困」という環境で育った子どもたちが、スポーツマンシップやルールを守ること、相手を尊重することを学ぶことができたのは、大きな成果でした。

これからも、こうした交流の機会を継続的に作っていきたいと考えています。

奨学生の声

今回のスポーツ大会は、私たちにとって新しい挑戦であり、とても良い経験になりました!

ラーナーと一緒に活動することで、彼らが知っているスポーツや、彼らの運動能力を知ることができました。それだけでなく、スポーツ以外でも、私たちが彼らに教えてあげられることについて考える良い機会にもなりました。

また、ラーナーにとっても、新しいスポーツを知る機会になり、奨学生の存在を身近に感じてもらえたと思います。

私たちの姿を見て、「こんなふうになりたい」と思ってくれたら嬉しいです。ラーナーの学習へのモチベーションや、未来への希望につながればと願っています。

イベントを終えて – インターンの想い

普段、勉強を通して関わることが多い子どもたちが、スポーツを本気で楽しんでいる姿はとても新鮮でした。

集中力、リーダーシップ、思いやりの心…。そのひとつひとつが、輝いていました。

あるラーナーが以前、「将来はスポーツ選手になって、世界で活躍したい!」と話してくれたことを思い出しました。
この日を通して、その夢が「ただの夢」ではなく、実現できるかもしれないと思えるようになりました。

子どもたちが夢を描き、努力し、その努力が報われる社会――。
本気で実現させたいと、改めて強く感じた一日でした。

支えてくださっている皆さま、いつも本当にありがとうございます。
これからも、一人ひとりの可能性を信じて、全力でサポートしていきます!

DAREDEMO HEROの活動をご支援ください!

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