昨年末の大規模火災地区が位置するBarangay Guizo で行われた当団体のサリサリのオープンセレモニーに集まったこどもたちが何かの葉を使って編んでいたものに興味が湧き、私MEIが作り方を教わりました!
サリサリのオープニングセレモニーの様子についてはこちらをご覧ください。
Pusoとは
Pusoとは、ココナッツの葉で包まれたごはんです。炊く前のお米をあらかじめココナッツの葉で作っておいた入れ物に入れ、沸騰したお湯の中で蒸してつくられます。正四面体を二つくっつけたような形をしており、食べる際にはそれを割って中の蒸されたご飯を食べます。
Pusoは果物の実を意味するビサヤ語のbungaが語源です。諸説ありますが、プソは12~13世紀にセブ島の人達が中国のマーチャンというちまきを真似しようとしたのが始まりだと言われています。街中でよく見られ、モールの中などのフードコートでお肉などを注文する際についてきたり、街中で単体で3ペソ~5ペソ(約10円)で売られていたりします。また、日本のおにぎりのような感覚でアウトドアアクティビティに行く際によく用いられます。フィリピンに滞在する方はきっと一度は目にするでしょう!お米をココナッツの葉に詰めてから蒸すため、ほぼひと塊になっています。保存食のため水分は少なく、かすかにココナッツの葉の香りがします。
とっても難しい!
人々が葉で編んでいる小さな籠のようなものにとても興味が湧き、しばらく編んでいる様子を見ていたら、葉をさしだして作り方をとっても丁寧に教えてくれました。はじめは手に巻きながら形をつくり、少し出来てきたところで手から外して編んでいきます。三個ほどトライしたのですが、やはりガイドがないと作業は全く進みませんでした。簡単そうに見えたココナッツの葉を編む作業でしたが、覚えるまでにはかなりの時間が必要だと思いました!同時に、きれいに形を整えるセンスも必要かもしれません!日本に帰る前にマスターしたい!という目標になりました。
言葉がなくても伝わるけれど・・・
教わるときは常時セブアノで話しかけられ、一言も理解することはできませんでしたが、一生懸命教えてくれました。とっても不思議なことに、共通言語がほとんど全くなかったにもかかわらず、なんだかんだコミュニケーションが成り立っていました。同時に、もし、お互いに英語が話せていたらもっといろいろなことを教わることができたかもしれないという欲も出てきてしまいました。自分の英語力もそうですが、もっと勉強する場が与えられていたらコミュニティや見えてくる世界がどんどん広がることだろうと思いました。