夏休みを利用し、子どもたちの歯科治療を行いました!
深刻な虫歯
DAREDEMO HEROでは、様々な方々のご支援のもと、定期的に子どもたちの歯科治療を行っています。KADVO(神奈川県海外ボランティア歯科医団)様によるフリーデンタルミッションでは、毎年多くの子どもたちが治療をしていただいています。
▶詳細はこちら「健康な歯のために!」
しかし、子どもたちの虫歯がゼロになる日はなかなか訪れないようです・・・先日ドクターマジシャンである伊藤実喜様のショーの際に同行いただいた歯医者さんに歯科検診をしていただきました。
▶詳細はこちら「セブにマジシャンが!!」
この際に、緊急に治療が必要と指摘された子どもたちがいました。しかし、日本のような保険制度のないフィリピンでは、歯科治療は全額自費です。子どもたちが自分で歯医者に行って治療を行うことはできません。
フィリピンの歯医者さん
一般の病院と同様、フィリピンの歯医者にも格差があります。富裕層の通う歯医者は最新設備が整っており、日本の歯医者に引けを取りません。一方街中の歯医者は清潔感にも欠け、治療のレベルも非常に低いです。
日本であれば治療が可能な虫歯も、フィリピンの場合たとえ永久歯でも抜かれてしまいます。さらには貧困層の通う歯医者では、麻酔の節約のため痛みを感じていても無理やり抜かれてしまうことがあります。
ありがたいご支援
子どもたちの治療をどうすべきか悩んでいるところに、スタディーツアーに参加された富田様より「ぜひ子どもたちの歯科治療に使ってください」とありがたいご寄付をいただきました。早速緊急性の高い子どもたちの治療を行いました。それぞれ、見た目ではあまり分からない虫歯でしたが、非常に重度のものだったようです。さらに小さな虫歯もたくさんあり、今回すべての虫歯を治療することができました。
今回治療にあたってくれたのは、KADVOでもボランティア経験のあるフィリピン人の先生です。DAREDEMO HEROの趣旨を話すと、快くチャリティープライスで治療を引き受けてくれました。子どもたちにもわかるように丁寧に説明をしながら治療が行われ「歯医者=怖い・痛い」というイメージを吹き飛ばしてくれました。
今まで常に虫歯の痛みを感じていた子どもたちも、治療後は痛みから解放されたようで、いつも以上に元気な笑顔を見せてくれました。さらに、治療後は今まで以上に自ら率先して歯磨きをする姿が見られました。また治療が必要にならないように、日々の歯磨きを徹底していきたいと思います。
子どもたちの歯の健康のためにご支援いただきました皆様に、心より感謝いたします。ありがとうございます。