最近フィリピンではショッピングモールやスーパーマーケットが赤一色です。その理由が世界中に広まるイベント2月14日のバレンタイデーのためです!!
バレンタインデーの歴史
当時のローマでは、2月15日は豊年を祈願する祭りの開始日であり、女性が名前を書いた札を桶に入れそれを引いた男性と後々結婚するという風習がありました。しかし、当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、愛する人や家族がいる兵士は戦う気力を下げると考え結婚を禁じてしまいます。しかし、バレンタイン(キリスト教司祭)はそれに反抗し内緒で多くの兵士を結婚させました。それをローマ皇帝が知り、2月14日に処刑されてしまいます。その後、バレンタイン司祭は聖バレンタイとして敬われるようになり、この日をローマカトリック教会では祭日としています。そして後々、2月14日が愛の告白又は誓いの日として世界各地に広まりました。
街中が赤一色?!
お祝い事やイベントが大好きなフィリピン人にとってバレンタインデーも特別なイベントの1つです。そのため近頃、ショッピングモールは赤一色です。又、日本で必ずといっていいほどプレゼントとして贈られるチョコレートは種類が豊富で、海外の物が沢山あります。
各国々によって異なるバレンタインデー
近年では、世界各国に広がるバレンタインデー(愛を贈る又は愛を伝える特別な日)としてイベント化していますが、やはり各国の文化によって少しその内容が変わってきます。
日本
日本のバレンタインデーは女性から男性にチョコレートを贈り、思いを伝える日として知られています。又は、義理チョコでお世話になっている職場の人や友達、家族に贈ることもあります。
フィリピン
フィリピンでは、男女関係なしにお互いにプレゼントを贈ります。テディ―ベア、バラの花、チョコレート、時にはカップルお揃いのTシャツを贈ることもあります。又フィリピンでは、バレンタインデーに家族に感謝の気持ちを伝え、ちょっとしたプレゼントやお花を用意し家族と過ごす人もいます。バレンタインデーは祝日ではありませんがとても大事なイベントの1つとして知られています。日本とは異なりホワイトデーはあまり重要視されていません。
サウジアラビア
フィリピンでは国民の9割がカトリック(キリスト教)ですが、フィリピンの南部ミンダナオという島では多くのイスラム教信者が暮らしています。実は、フィリピン最古の宗教はイスラム教であると言われ、フィリピンは元々イスラム教の国でした。しかし、16世紀~19世紀の間、スペインの植民地となりキリスト教が広まります。イスラム教といえば、中東で信仰されている宗教の1つです。そんなイスラム諸国では基本バレンタインデーを禁止している国が多いです。その理由が、キリスト教からきているイベントの1つであるからです。サウジアラビアではフィリピンのように堂々とお祝いをすることは出来ません。バレンタインが近づくと店頭から赤い物が撤去され、レストランでは男女が別々に座るそうです。しかし、内緒で男女の間でプレゼントを贈り合う人々もいます。特にお花を贈ることが多いです。
フィリピン人の家族愛
イベントの内容から見てもお分かりの通り、フィリピン人はとても家族を大切にします。これもフィリピンの文化の1つであり、やはり日本とは異なる文化が多いです。私達はいつもDAREDEMO KIDSやフィリピン人スタッフからその素敵な文化を学び、勉強させてもらっています。家族を第一に考える子ども達はきっと将来、自分の夢を叶えフィリピンの貧困問題を根本から解決してくれると思います。