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少し変わったフィリピンの教科 パート①

少し変わったフィリピンの教科 パート①
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フィリピンと日本の学校では様々な違いがあります。今回はそんな違いの一つである「教科」についてご紹介します。

フィリピンと日本の学校の違いについてはこちらをご覧ください。

日本で学校の教科というと、英語・数学・科学・国語などがあります。フィリピンでは、これらのお馴染みの教科に合わせて、市民教育という教科があります。市民教育は

・AP(Araling Panlipunan)
・MAPEH(Music,Art,Physical Education,Health)
・EPP(Edukasyong Pantahanan at Pangkabuhayan)
・EsP(Edukasyon sa Pagpapakatao)

という4つの科目に分かれています。これからシリーズに別けてそれぞれの教科について解説していきます。

今回は、その中のAP(Araling Panlipunan)について紹介します!!

Araling Panlipunan

AP(Araling Panlipunan)とは、英語に訳すとsocial study(社会)です。この授業を通して、過去と現在のフィリピン人のアイデンティティや歴史、現在社会について学びます。さらに倫理や道徳、情報の解釈の仕方なども勉強します。日本で言うと、社会と道徳が混ざったような授業です。

カリキュラム

各グレードによって、授業内容と時間配分が違います。シニアハイスクール(Grade11,12)では全員が学習するわけではなく、選択教科になります。

カリキュラムを通してみていくと、Grade1や2では自分や身の回りのことから学び、学年が上がるにしたがってその視野が広がっていっているのが分かります。様々な視点からフィリピンについてみることによって、子どもたちがフィリピンについて深く知り、社会の一員としての自覚を持つことを促すのがこの教科です。
さらにフィリピン人の持つ「愛国心」もこの科目によって、確立しているように思います。

教えあうことで学びあう

学校のAPの授業で実際に何をしているのか子どもたちに聞いてみたところ、グループに分かれて歴史上の出来事を調べ、その後クラスの前で短い劇をして他のクラスメイトに見せたり、国旗を作ってその色の意味について勉強をしたりしているようです。このように、教科書から学ぶだけでなく、自分の覚えた情報をシェアしたり、お互いに教えあうことで、そのことについてより深く理解でき、さらに勉強が楽しくなります。

DAREDEMO KIDSも、学年が上の子が下の子に教えている光景をよく目にします。教えることで、知識が定着するため、良い勉強方法の1つですね!!

次回はMAPEHについてお伝えします!


お互いに問題を出し合って勉強しています。最近、このような光景をよく目にします!!

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