日本より安く買えるという理由でフィリピンのお土産として密かに人気のタバコですが、現地でのタバコ事情は最近変化してきています。

実際いくらで買えるのか?

もちろんものや買う場所にもよりますが、平均して一箱60〜90ペソ(日本円で約130〜175円)ほどで購入することができ、このうち半分弱の32〜36ペソ(約70〜78円)がタバコ税として含まれています。一方日本では、大体のタバコは400〜480円ほどでそのうちの約半分がタバコ税として含まれています。


日本でも良く見るタバコも販売されていました。        パッケージにはタバコによる人体への悪影響を警告する表記が。

比べてみると、タバコ税の税率はほぼ同じとしても実際の価格はフィリピンのものは日本のものの約半分、または半分以下の値段で買えてしまうことがわかります。
また、サリサリや道端のタバコ売りからは、箱売りだけでなく1本3〜5ペソ約6〜10円)で購入できるのでより手軽に手に入れることが可能です。

ちなみにもっと安くタバコを手に入れる方法もあります。

手前にあるものがタバコの外フィルター。1束15ペソ(約32円)で購入できます。この中に写真右奥に見える葉を詰めて自分好みのタバコを作ります。葉は大きさや厚さによって値段が変わりますが、平均40ペソ(約87円)ほどなので、箱に入ったものを買うよりもリーズナブルです。

気になるフィリピンの喫煙率

2015年の WHO(世界保健機関)による調査では、フィリピンでは未成年を含む人口の約4分の1が喫煙者であることが結果として出されています。またそのうち11%は未成年だそうです。

年々喫煙者数は減っていますが、未成年での喫煙は見逃す事ができません。さらには喫煙がこの国の死亡原因の最大の理由と言われるほど、タバコは社会問題となっていることがうかがえます。

ドゥテルテ大統領が出した新政策

このような現状の中、ドゥテルテ大統領は2017年5月にタバコに関する大統領令に署名し、これにより同年7月から大幅な規制が始まりました。

公共の場での喫煙禁止

ホテル、レストランなどの公共の場での喫煙が全面禁止とされました。喫煙可能なのは指定された喫煙スペースのみ。違反した場合は最大懲役4ヶ月、または5,000ペソ(約1万円)の罰金が科せられます。また喫煙不可の公共の場には「No Smoking」の看板の設置が義務付けられています。

未成年の喫煙禁止

未成年にタバコを与えること、売ることも例外なく禁止になりました。またタバコの広告に関しても、未成年者の出入りが多い学校や遊び場から半径100メートル以内の広告活動が禁止となっています。販売も禁止です。違反した企業は罰金や懲役が科されるだけでなく、営業許可が取り消される場合もあります。

フィリピンのタバコ事情、これからどうなる?

これらタバコに関する大統領令の施行からまだ1年足らずの現在、国民への浸透率はまだまだ低いようです。路上喫煙道端の吸い殻のポイ捨てバイクを運転しながらの喫煙など、ここセブでもそのような様子が日常的にみられます。


ハバルハバルのドライバーの喫煙姿はよく見られる光景です。

今後規制による成果が出るのかどうか、期待したいです。