本来であれば新学期が始まるこの時期、Covid-19が原因で未だに、進学先を決めることができない子どもたちがいます。
公立と私立の違い
現在、Covid-19の影響でフィリピン全土の学校が休校となっています。教育省は様々な学習方法や今後の方針などを発表していますが、入学試験についての全体的な発表はありません。教育省の発表は公立の学校が対象であり、私立の学校は教育省の決定に従う必要はありません。
フィリピンにはたくさんの私立学校があります。私立の学校は各自の判断で入学試験の日程や方法、さらに、今後の学校の運営を決めることができるため、各学校によって手続きも様々です。
今年入学する予定の子どもたち
今年から新しい学校に入学する予定のDAREDEMO KIDSは8人います。
その中で、大学に進学する4人中3人が、シニアハイスクールに進学する4人中1人が既に進学先が決まっています。
リアン
彼女はフィリピン大学の入学試験に合格しました。フィリピン大学はフィリピンで唯一の国立大学であり、教育の質や偏差値はフィリピントップレベルです。貧困層の家庭から、このような大学に進学できることは快挙です。
彼女はマネージメント科と数学科、2つの学部の入学試験を受けました。すでにマネージメント科の試験は合格したと連絡がありましたが、数学科の試験結果は未だに発表がありません。
彼女の将来の夢は「会計士」になることです。夢の実現に最も適している、数学科の結果を緊張と不安を抱えながら待っていますが、今回のCovid-19が原因で、いつ発表されるか分からない状況です。
エセリン
彼女はサンカルロス付属シニアハイスクールを卒業し、そのままサンカルロス大学へ進学することを決めました。セブでもトップクラスの大学で、勉強を頑張りたいといきこんでいますが、今回のCovid-19が原因で、大学側の手続きが進んでおらず、授業再開の見通しも立っていません。
ジャネット
ジャネットは、未だに入試試験を受けることができていません。希望する大学から入学試験についての発表がなく、これから先の自分の将来に不安を抱えながらも入学試験にそなえて毎日、HERO’S HOUSEで勉強を頑張っています。
全世界で、進学を控えた学生が不安を抱えて生活しています。子どもたちの夢の実現のためにも、必要な情報をいち早く収集し、チャンスを逃すことがないよう、しっかりとサポートしていきます。
次のブログでシニアハイスクールに進学予定の子どもたちの現在の状況をお伝えします。